同棲の挨拶でのNGな行動・言動
男性の場合
その際に言葉遣いがしっかりしていることもポイントですね。敬語が使えない、馴れ馴れしい話し方では彼女の両親に良い印象は与えられません。
また彼女のことを「自分のもの」のように扱うことや、彼女のダメ出しをするなども、両親にとって気持ちいい話ではありません。
同棲の挨拶に行ったにも関わらず「同棲させてもらうのは当たり前」という態度もいけません。両親にとって彼女は大切な娘なのです。「俺と住むんだから関係ない」という言動はそのまま両親に伝わります。子供っぽい態度やすぐに怒りを露わにするなど、彼女の両親を心配させるような行動は慎みましょう。
女性の場合
またいつもの癖で彼氏のことを呼び捨てにしてしまうのもタブーです。「息子は上手く言いくるめられているのでは?」と疑われてしまいます。両親の前では「○○さん」と呼ぶべきですね。
大きな口をあけて笑う、足を開いて座るなども親世代から見たら、「はしたない女性」とみられてしまうので要注意です。また自分のことばかりベラベラ喋るのも、良い印象は与えないので、彼を立てる術を身につけておきましょう。
同棲の挨拶の注意
①はじめから「同棲したい」とは言い出さない
その後、あなたはあくまで礼儀正しいお客様として遊びに行きます。大切なのは、絶対にはじめから「同棲したい」とは言い出さないこと。同棲という言葉はご両親にとってはかなりハードです。
早く2人で暮らしたい気持ちはわかりますが、ここはきちんと下準備をしておく時期。可能であれば、何度か普通に遊びに行って、ご両親といい関係を築いておきましょう。
②清潔感のある格好でいく
普段のデートで着ていくような、きれいめのワンピースやスカートがベストです。とは言え、仕事でも面接でもないので、派手すぎず、清潔感のある服であれば何でもOK。
どうしても服装に悩むなら、会社の上司を想定してみてください。彼のご両親と同じくらいの年令の上司に受けそうな服装であれば、大丈夫です。
③彼のご両親の好物を持っていく
彼から「◯◯のお店の何々」というピンポイントの指示があればそれに従えばいいですが、和菓子などのざっくりした種類であれば、デパートの地下フロアが便利です。金額はあまり関係ありません。ご両親に喜んでほしいという気持ちが大切です。
詳しくは持ちほど、ご紹介いたします。
④段階を追ってきちんと説明する
彼のご両親ともある程度うちとけた関係になったら、いよいよ同棲について切り出すタイミングです。
遊びに行った時に、彼の方からご両親に、
- ◯◯ちゃんとは結婚を前提に考えている。
- でも、生活環境のズレが原因ですぐに離婚なんてことになりたくないし、両親にも心配はかけたくない。
- だから、生活環境をすり合わせる意味を込めて、結婚の準備段階として、結婚するまで暫く一緒に暮らそうと思っている。
という順番で話してもらいましょう。
この順番で説明すれば、ご両親に納得して貰える可能性は高くなります。
⑤ご両親の目を見てはっきり話す
彼のご両親に対して彼が報告するのですから、その場であなたが多くを語らなくてもOKです。ただし、ただ黙っていればいいわけではありません。
ご両親とある程度親しくなっているなら、彼のご両親はあなたのことも心配してくれるはず。何かご両親から尋ねられた場合は、はきはきと答えましょう。もじもじしたり口ごもったりする態度はNG。隠していることや言いにくい事情があるのではないかと誤解させてしまいます。自分からは多くを語らなくてもOKなので、聞かれたことに対してはっきりと笑顔で答えてください。
色々聞かれるのは、あなたのことも心配してくれているからということを忘れずに。
⑥結婚を前提に考えていると話す
ご両親を安心させたいから報告するんだという意思を持ってください。
特にあなたが20代後半以降の女性であれば、「なぜ結婚でなく同棲なのか」を必ず聞かれるでしょう。籍を入れない事実婚にもメリットはありますが、それだけでご両親を納得させるのは難しいはずです。今ほど同棲が一般的でなかったご両親世代にとっては、同棲はやはり心理的なハードルが高いもの。
「一緒にいたいから同棲する」が本音であったとしても、それを聞くご両親はショックを受けるはず。
⑦両親の立場に立って考える
「よし!一緒に暮らそう!そうとなれば思い立ったが吉日!今からご挨拶に行こう」という行動力は、同棲の報告においてはマイナスイメージに繋がるだけです。
考えてもみてください。行動力があるのは結構なことですが、結婚の計画もなく、気分で同棲するのしないのと決めている子ども達は、気分で同棲をやめる、結婚をやめる、離婚する、と言い出しそうですよね。
同棲の挨拶に適した手土産
同棲の挨拶には手ぶらで行くわけにはいきません。手土産を持参するのが大人のマナーです。しかし何を持っていくべきかは悩みますよね。できれば喜んでもらいたいですから、まずはお互いの両親の好きなものをリサーチしましょう。甘党なのか、しょっぱいものの方がいいのか、お酒は飲むのか、健康志向なのかなど、具体的に好きなものが分かれば失敗を避けることができます。
手土産の候補としては…
- 日持ちのするお菓子
- 花束やフルーツ
- お酒が好きならワインや日本酒
このあたりが無難でしょう。
両親の家の近所で購入しない
注意点としては、それぞれの両親の家がある近所で購入しないことです。近所のお店である以上知っているはずですし、値段もバレバレです。何よりも「お土産忘れたからその辺で買っていこう」と取られかねません。手土産に何を持っていくかも大切ですが、そこに気持ちが込められているかも重要ですよ。
続いて、同棲の挨拶に行った時に両親に聞かれることを解説いたします。