不倫相手の子供を妊娠というまさかの出来事が起こってしまった時、あなたはどうしますか。きちんと避妊をしていたとしても、コンドームの避妊率は100%ではありません。
男女が情を交わせば、妊娠する可能性はいつでもあるものなのです。そこで、不倫相手の子供を妊娠してしまった時の最善の対処法をお話します。
不倫相手の子供を妊娠してしまった時の最善の対処方とは?
①まずは産婦人科を受診
不倫相手の妊娠に気付いたら、まずは真っ先に産婦人科を受診してください。これは、本当に妊娠しているかを確認する為ではありません。市販の妊娠検査薬の性能は優れているので、それで陽性反応が出たら、まず間違いなく妊娠しています。
しかし、あなたの妊娠が正常な妊娠かどうかは、きちんと病院を受診しなければわかりません。もしも、子宮外妊娠だった場合、最悪命を落とす可能性も出てきてしまいます。自分の命を守るために、妊娠に気付いたら、まずは産婦人科を受診しましょう。
②悩んでいる暇はない!すぐに不倫相手に打ち明けよう
不倫相手の子供を妊娠してしまったら、なかなか伝え辛いことですが、すぐに不倫相手に打ち明けてください。不倫相手の意志に関係なく、既にあなたの中で今後妊娠を継続するか否か決めているならば話は別ですが、悩んでいるなら、まず正直に話して、相手の反応を見てください。
あなたが妊娠したと知った時の不倫相手の態度は、もしかしたらあなたを酷く傷つけるものかもしれません。ただでさえ動揺しているあなたにとっては辛いことかもしれません。それでも、不倫相手の本当の姿を見ることには意味があります。
それに、あなたの妊娠がきっかけで、不倫相手が離婚を決意する可能性だってあるのです。
③生みたいのかどうか自分と向かい合って考える
不倫相手の子供を生みたいかどうか、相手の反応を見た上で、自分と向かい合って考えてみましょう。考えがまとまらないならば、思っていることを全て書き出してみると良いでしょう。
子供一人育てるというのはとても大変なことです。子供が大学卒業までかかる費用は3千万円とも言われています。もちろん、お金だけではなく、あなたの時間もたくさん子供に捧げなければなりません。
偽らずに、あなたの気持ちを尊重してください。一番大切なのは、あなた自身の人生です。
④人工中絶にはタイムリミットとリスクがあることを知ろう
不倫相手の子供を生むか生まないかは、とても大きな問題で、即決できるようなことではないかもしれません。しかし、もしも中絶をするのであれば、早ければ早いほど体の負担が少なく、また、法律で中絶できる時期が決められているということを知っておいてください。
法律で定められた中絶できる時期は、妊娠21週6日までです。また、中絶手術は妊娠12週までにするのが望ましいとされています。妊娠0週1日目とは、妊娠する前の生理初日のことです。あなたが思っている以上に、考える時間は長くありません。
⑤不倫相手と結婚できる術はないか考えよう
不倫相手のことを本当に愛していて、あなたが彼と結婚して赤ちゃんと3人での生活を心から望むのであれば、結婚できる術はないか考えてみましょう。
もちろんリスクはあります。不倫相手の妻からは間違いなく慰謝料を請求されるでしょうし、もしも不倫相手の子供がいたら、この先養育費を払っていかなければなりません。不倫相手と結婚しても、経済的にはむしろ苦しくなる可能性もあります。
それでも、あなたと彼の気持ちが強い絆で結ばれているのだとしたら、人生の岐路なのかもしれません。困難を乗り越えて、3人家族になるための方法を彼と一緒に見つけましょう。
⑥赤ちゃんを養子縁組に出すという選択もある
不倫相手と結婚することはできないし、一人で赤ちゃんを育てることができない、だけど中絶もしたくない…。八方塞がりの突破口として、特別養子縁組という制度があるのをご存知でしょうか。
民法817条の2に定められた制度で、出産後親権を別の人に渡し、その人たちが育てていくという制度です。赤ちゃんを受け入れる人には厳しい審査基準があり、「この人ならば血縁関係がなくても愛情を持って育てていくことができる」と条件をクリアした人だけが組むことができる養子縁組制度です。戸籍は「長男、長女」と表記されます。
不倫相手の子供を出産し、特別養子縁組に出すという選択肢もあります。ただし、お腹の中で約10カ月一緒だった赤ちゃんと、生んだ瞬間に決別しなければなりません。
⑦一人で生むと決意した時にやるべきこと
もしも、不倫相手の子供を一人で生んで育てると決意したら、不倫相手に子供を認知してもらうかどうかを考え、認知してもらいたいのであれば、行動に移しましょう。
不倫相手に子供を認知させ、認知届を出すと、戸籍に赤ちゃんの父親の名前に不倫相手が書き込まれます。法的に父子関係にあることが認められ、不倫相手には子供が成人するまでの扶養義務が発生し、養育費を請求することが可能になります。また、不倫相手の子供と法的に認められるので、遺産を相続することも可能です。何より、あなたの身に何かあった時に、子供を天涯孤独にせずに済むという安心感があります。
デメリットと言えば、子供が成人した後は、不倫相手を扶養する義務が発生するということです。不倫相手がロクデナシで、将来あなたの子供に迷惑をかける可能性が大きいのであれば、あえて認知を求めないという選択もありかもしれません。
⑧一人で悩んではダメ!家族や親友にも相談しよう
不倫相手の子供を妊娠すると、不倫という事実を隠したくて一人で悩みを抱え込んでしまいがちですが、難しい問題なのですから、家族や親友に相談して頼ってください。
稀に生み捨てられた赤ちゃんのニュースが取り上げられますが、妊娠と出産は母体に大きな負担を与えます。妊娠出産は母親が命がけで行うことなのです。病院も受診せず、何事もなく出産してしまった女性は幸運であり、同時に相談できる人がいなかった孤独な人なのです。
身近に相談できる相手がいないのであれば、望まない妊娠をした時の相談窓口もあります。自分を守るために、一人だけで悩まず、人を頼ってくださいね。
最後に
不倫相手の子供を妊娠した事実を知った時、あなたはどんな気持ちになったでしょうか?きっと様々な感情が入りみだり、複雑な気持ちだったことでしょう。
子供の父親が既婚者だと、あなたと彼だけの問題ではなく、彼の家庭にも大きな影響を与えます。問題は難しく、一筋縄で解決できないかもしれません。
だけど、おなかの赤ちゃんはいつだってママの味方なのです。ママが一生懸命考えて決めたことならば、全てを受け入れてくれます。それだけは信じてください。そして、自分を責めないでくださいね。