不倫とカルマの関係が知りたい方へ。
好きになった人に、家庭があることが分かっても、単なる思考だけの憧れにとどめることができずに、不倫関係に陥ってしまうことが、なぜ起こるのでしょうか?自分も周囲の人達も、誰も心からの幸せを手にすることができないと分かっているのに、不倫関係になってしまうには、さまざまなパターンが存在します。
単に、その場の雰囲気でとか、家庭がうまくいっていないからだけではなく、カルマが関係していて、現時点の既婚という枠を飛び越えてしまったのかもしれません。スピリチュアルの世界では、自分の行ったことは、良いことも悪いことも、いずれはなんらかの形で自分に返ってくるというカルマの法則が存在すると考えられています。

この記事では、不倫をしてしまう人のカルマをスピリチュアル的な面から解説していきます。
カルマとは
カルマとは、自分が行った行為は、良いことも悪いこともいずれ自分に戻ってくるという法則を意味しています。スピリチュアル的にカルマとは、今世での行いだけでなく、自分の記憶にない過去世での行為も関係していると考えられています。
努力をしなくても流される方向
マイナスのカルマによる起こる出来事は、努力をしなくても自然に流されるようにそちらの方向に進んでいってしまいます。そこで、今世では自分がどんなふうに踏みとどまり、新たな努力を重ねてプラスのカルマを作り上げていけるのか試されています。

カルマの影響
今世をどんなふうに生きていくかは、各自の魂に任されています。それぞれの人には、自分の中の法律が存在し、その場その場で、都合の良いように思考を作り上げていくことができます。肉体を持った魂は、相手の立場に立って考えているつもりでも、実際その立場を経験しなければ、本当の感情は理解できない部分も存在します。
魂の世界では、経験をした事実だけが残ります。そこには、自分だけに通じる都合の良い法律はなく、誰かを助けた事実などのプラスのカルマや、誰かを傷つけたなどの事実のマイナスのカルマだけが存在しています。
例えば、今世でピンチの出来事が起きた時に、過去世で誰かを助けた経験のカルマが発動し、今世の誰かに助けてもらうなど。逆に今世でうまく物事が進んでいる時に、過去世で誰かを傷つけてしまった経験が発動し、窮地に陥ってしまうなどのことが起こったりします。
不倫をすることはカルマと関係がある?
不倫のすべてのパターンがカルマと関係があるわけではありません。しかし中には、過去世からのカルマが関係しているケースもあると考えられています。
過去世の経験が魂に刻まれている
魂は、何度も生まれ変わりを繰り返しています。それぞれの人が今持っている性格は、今世で培われた部分だけではありません。過去世での経験が魂に刻まれていて、個性として気質の部分に影響を及ぼしています。過去世のカルマが、今世での不倫と関係がある場合も考えられます。
不倫はスピリチュアル的に悪いこと?
不倫は、社会から、許されることはない悪いこととされています。一方、スピリチュアル的には、悪いことというよりは、不倫という形で誰かを傷付けているという行動は、自分自身を傷付けることと同等な意味になります。スピリチュアルの世界では、魂はすべてつながりを持っているという考え方があるためです。
カルマメイトであれば今世のうちにしっかり関係性を解消する必要がある
人を好きになるためには、理屈は必要ありません。インスピレーションにより、惹かれ合っていくものです。そのインスピレーションがどこからくるものなのかが重要なポイントになります。今後の人生を共に伴走することになる相手であるのか、単に過去世からのカルマメイトであるのかでは大きな違いがあります。運命の相手であるのなら、誰かを傷付ける結果を伴うことはありません。カルマメイトであるのなら、今世でその関係性を解消する必要があります。

過去世で恋人だったカルマ
通常は、出会った時には、相手には家庭があった場合、好きの感情は打ち消すことができなかったとしても、不倫関係にまでに進んでしまうことは、そう多く起こることではありません。
そこで途中のブレーキがかからず、進んでいってしまうのは、過去世で恋人同士であった可能性もあります。過去世での恋人同士すべてが不倫にまで進んでいくわけではありません。過去世での恋愛関係が幸せだったとしても、ケンカ別れであったとしても、自分達のその時の感情が、しっかり浄化されていれば、今世で再びこじれた関係を持つことはありません。なんとなく懐かしい感じがする程度の関係で、自然と別々の道に進んでいくことになります。
通常は肉体を持った魂は、常識や摂理に添った行動をとることができますが、過去世の執着が今世にまで続いているカルマメイトとの関係は、浄化されていない感情が上回ってしまいます。


過去世の魂の癖によるカルマ
今世での不倫の相手が、過去世でなんらかの関係があったわけではない場合もあります。
本来の魂は、何度も生まれ変わってくるうちに、失敗や成功の経験をしながら、少しずつ成長していきます。次に生まれ変わりをした時には、過去世での欠点を直すための努力をしなければいけないはずなのですが、そうではない生活を送ってしまう魂も存在します。
今世に生まれてきてからは、ほとんどの人は過去世での自分の記憶はありませんが、魂の癖のようなものは残っていたりします。何の努力も意識の改革もしなければ、魂の癖のある方向に進んでいきやすくなります。
過去世からのカルマを持ったまま、今世に生まれてきているかもしれません。そのような場合は、今世では、潜在意識そのものの改革を自分自身で行う必要があります。
今世の心の弱さからの不倫のカルマ
過去世とは関係なく、不倫であると分かっていても、足を踏み入れてしまう場合もあります。
- 不倫相手が実質、家庭が崩壊状態であったりすると、自分との将来の方が相手を幸せにすることができると考えるケースもあります。
- 逆に、自分が家庭を持っていて、うまくいっていないと、現実逃避からつかの間の幸せを求めて、不倫という形態をとる場合もあります。
不倫関係の2人の間では、正当な理由が存在しているのでしょう。成人しているのであれば、すべてを背負う覚悟を持っての行動を貫くのであれば、それは1つの生き方であるので、現実の世界では、その家族でない限り、部外者が入り込む余地はありません。
一方、スピリチュアルの観点からは、自分が起こした行動により、他の誰かが悲しみ傷つくことがあった場合には、カルマが発生します。また、今の生活を改善する努力をせず、現実逃避により、魂をごまかして生きることも、カルマが生まれることになります。
過去世から約束している魂同士の出会いの場合
約束をした魂同士が出会うと引き寄せ合いますが、それは恋愛を成就させるためではなく、2人でしか成し遂げることのできない課題を行うためで、その前に、一定の魂の成長が必要になります。
約束をしている魂同士は、今までにない惹かれ方に、生活が一変するくらい困惑することになります。お互い独身者同士で出会うことができれば、それまで成長している魂になっているということなので、恋愛関係を経て、2人で果たすべき課題に取り掛かることができます。
一方、どちらかが、既婚者である場合には、お互い課題を行うには、まだ足りない未熟な部分を持った魂同士であることを表しています。そこで、感情のままに、一線を越えてしまうと今世での課題は先送りになり、逆に不倫のカルマを背負うことになります。約束をした魂同士は、必ず結ばれるということを信じ、今はその時ではないことを理解し、魂が成長することができた後には、2人の本当の目的に近づいていくことができます。
今しか見つめることのできない魂の場合
不倫関係にまでなる人との間には、過去世でもなんらかのカルマを抱えている関係性であったりします。魂がどの時代であっても、今しか見つめてこなかった未熟な魂のままである可能性もあります。今という時を自分に素直に過ごすことは大切ですが、そこに新たなカルマを作ることの重みを自覚する必要性があります。
このままでは来世までカルマを持ち越してしまう可能性も
人生がこれからも続いていくだけでなく、魂には来世というものも存在しています。不倫関係を続けることは、カルマを来世にまで持ち越してしまうことになります。今だけ幸せであればという概念は、未来の存在を否定する行為につながってしまいます。今世でどこまで成長した魂になることができるのか、試される時でもあります。
相手を所有したいというマイナスの自我の結果
魂の気質のようなものは、何度生まれ変わりを繰り返しても同じような傾向を持ったままであったりします。過去世でも、マイナスの自我により行動を起こし、奪い取ることに快感を覚える、カルマの行動をとってきた可能性もあります。今世では、奪い取る行動をおこさなくても、お互いに愛情を感じることができる恋愛を探す必要があります。
今世で本当に自分に必要な人なのか冷静に見つめ直す
愛情というよりは、相手を所有したいという魂の欲求から、不倫関係を続けているケースもあります。誰かのものであるから、より魅力的に思えることもあります。もし同じ人であっても、独身であったなら、こんなにも気持ちが盛り上がっていたのでしょうか。今世ではここで冷静になり、本来の幸福を探しに方向転換が必要な時であったりします。
カルマは解消されるまで続く
不倫の善悪は、肉体を持った現世での問題です。その理由も各自異なり、第三者が評価できるものでもありません。不倫をしてしまう2人の中には、世間から何と言われようと、それなりの正当性が存在しています。そして、最終的に、離婚や慰謝料など、なんらかの結果が出ることになります。

一方、魂レベルでは、まだその段階では、解決しているということにはなっておらずに、結果は出ていません。カルマは魂の世界で起こる現象です。魂は、今世だけのものではなく、過去世・今世・来世へと続いています。自分なりの理由があろうと、自分以外の魂を裏切ったり、悲しませたりすると、傷つけられた魂が存在することになります。傷つけられた魂の念は、傷つけた魂に、いずれカルマとして返ってくることになります。
それが、今世のうちに来るのか、来世なのかはそれぞれですが、受け止めなければならない時がやってきます。
カルマから抜け出し自分が求められる場所作りをする必要がある
既婚者を好きになるのは、特別なことではなく、魅力的な人であれば、惹かれる気持ちを持つのは当たり前のことかもしれません。一方で、不倫関係にまで踏み込んでしまう場合には、そこになんらかのカルマが存在していることになります。
居心地の良いカルマから抜け出す必要がある
今世での自分の居場所は、不倫相手のところでしょうか。単に過去世からのつながりで、無理をせずにいられる楽な相手であるから、抜け出せないでいるだけという可能性もあります。今世で流れに身を任せていると、過去世での環境と同じような道をたどりやすくなります。今世では、多少の努力をしてでも、自分が求められる場所を作らなければいけない課題があったりします。
本当に結ばれる運命の相手なら泥沼の不倫関係にはならない
不倫相手に対して、運命の人かもしれないという気持ちを持つかもしれません。しかし、自分自身の今が充実していない現状からの現実逃避の行動である場合には、運命の人ではありません。本当に結ばれる運命の相手であるなら、泥沼の不倫関係になることはありません。
運命の人であれば誰かを傷付けることはない
出会いは、お互いのタイミングもあるので、相手がすでに結婚していたというケースも考えられます。そこで2人の間にマイナスのカルマが存在していなければ、相手を無理に奪い取る行動になることはありません。

不倫のカルマから抜け出すには
人を好きになる時に、誰が1番最初に好きになったかということは、あまり問題ではありません。複数の人に好意を持たれることは、むしろプラスの出来事になります。一方で、不倫となると自分のとる行動により、傷付けてしまう人が存在することになります。
周囲の人々が笑顔になれる新たな選択をする
カルマは、解消されるまで消えることはないと考えられています。スピリチュアルの世界では正解・不正解という概念ではなく、自分がとった行動は、自分の力で責任を持ち解消する必要があります。あくまでもマイナスのカルマは、誰も助けることができずに、自分自身の手で解消していく方法しかありません。過去世と同じ選択を繰り返すのではなく、これからは新たな選択をする必要があります。
最後に
良いことも悪いことも、カルマを持っていない人はいません。魂に未熟なところが存在するから、今世に生まれてきています。過去世のカルマに流されるままの生活を送ってしまうと、今世で不倫相手の家族などを傷つけることにより新たなカルマが発生し、今世のうちか、来世に持ち越しになるか、その時期はさまざまですが、自分が背負うことになります。

どこかの地点で、流されるままの行動ではなく、カルマを背負い気づいた時点で、マイナスのカルマの連鎖を止める覚悟をする必要があります。
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