⑥自分も同じことをするのでは?という不安を抱える
母親の不倫を知ってしまった子供は将来に不安を覚えます。それは同じ血が流れている母親の犯した罪を自分も繰り返してしまうのではないかという不安も含まれています。
- 「自分がしっかりしていれば大丈夫なはず」
- 「私は母親と違う」
そんなに言い聞かせても心の隅ではいつも同じ不安が渦巻いています。大人になってどんなに素敵な人と出会っても、自分の不安のせいで一歩を踏み出せない人もいます。母親の影響力はとても強いのです。
⑦家族を信じられなくなる
母親の不倫を知って1番悲しいのは家族を信じられなくなることです。本来、家族とは何も言わなくても心を通じ合わせることの出来る唯一無二の存在です。世界中が敵になっても家族だけは味方であると信じられる、そんな存在のはずです。
しかし母親の不倫で受けたショックは大きく、信じていた母親に裏切られた思いは、家族を信じることができない状況にまで進行する可能性が高いのです。そうなった時、その子は誰を信じて生きていけばいいのでしょうか。
⑧異性に不信感を抱くようになる
母親の不倫を知ってしまった子供は異性に不信感を抱く場合が多いです。母親に裏切られたことでその後、自分が異性とお付き合いしたとしても、裏切られるという強い不安が消えないのです。
- 「いつかはこの人も自分を裏切るのではないか」
- 「浮気されるのではないか」
と恋愛感情よりも敵対心が先に芽生えてしまい、異性を遠ざけてしまう傾向にあります。残念なことに一生涯、誰とも付き合わず、ずっと独り身で過ごしたという話もあるのです。
⑨不登校になる
母親というのは子供にとって唯一無二の絶対的な存在です。そんな母親の不倫を知ってしまったら、不登校になる可能性が高いです。特に中学生、高校生など思春期に母親の不倫が分かり、しかも家を出ていってしまったとなれば、大人を信じられなくなります。それは学校の先生も同じなのです。
どんな相手でも大人を信じられない
大人は嘘つき、大人は裏切るものという考え方を持ってしまうと、どんなに偉い人でも有名な人でも、受け入れることができません。精神的に不安定な思春期ともなれば、母親の不倫がキッカケで思い悩むようになり、誰にも相談できず身動きが取れなくなってしまうのです。
⑩いじめられる
もし母親が不倫していることが噂になり、親から子供へ伝わるようなことがあれば、不倫した母親の子供は間違いなくいじめにあうでしょう。「不倫はいいものだ」なんて教える家庭はありませんから、「不倫=裏切り行為」「不倫=不潔」などマイナスな言葉を使って、周りの友達に仲間外れにされたり、いじめの標的になっていくのです。
母親から子供へ悪いうわさが流れだす
またいじめる側も自分の母親から「不倫している家の子とは付き合ってはいけない」などと言い含められている可能性があります。それによって例え不倫がどんなものか分からなくても、「接してはいけない異物」という見方をされるようになります。こうした非難の目は不倫をした当人である母親だけでなく子供に大きく影響してきます。