誰かを好きになったり、恋人ができるとよく相性の良し悪しが話題になります。何気なく言われたことだとしても、やはり「相性がいい」と言われた方が嬉しいですよね。では、恋愛において相性がいいとは、具体的にどういうことを指しているのでしょうか。ここでは恋愛での相性がいいとはどう言うことか、分かりやすく具体化していきます。
恋愛において相性がいいとはどういうことか?
恋愛の相性とは①居心地の良さ
相性がいいといわれる中でも、1番多く言われているのが居心地の良さです。出会った瞬間から隣にいるとホッとするという人もいますし、付き合い始めてから一緒にいると安心する、と感じる場合もあるでしょう。「何故?」と言われても言葉で言い表すのは難しい、感覚的なものです。
自分を飾ることも、良く見せることも、ピリピリとした空気を感じることもありません。まるで最初からそこがあなたの定位置であるかのように心地がいいのです。自分でも驚くほど、心も体も解放されるので、自分でも知らなかった自分自身に気づくかもしれません。
更に言うと、心地いいと感じているのはあなただけではない、という部分も大切です。彼も同じようにあなたに心地よさを感じてくれているからこそ、相性がいい証拠なのです。
恋愛の相性とは②食べ物の好みがピッタリ
食事は生きていく上でなくてはならないものです。一緒に過ごしていれば一緒に食事をする機会が頻繁にあります。そんな時、食べたいものが一緒であったり、好きな食べ物が一緒なカップルは相性が良いですし、長続きします。
逆にいつも何を食べるかが決まらない、食事のことで喧嘩になるのであれば、あまり相性は良くないですね。どちらかが高級嗜好であったり、肉派と野菜派で意見が分かれる場合も同様です。相性が良いカップルはお気に入りのお店まで好みがピッタリということもあります。
更に見逃せないのは偏食が激しい人です。あなたは何でも食べるのに、彼は超偏食という場合も、相性がいいカップルとはいえません。あなたが手料理を振る舞うにも何を作ったらいいか分からなくなります。このように食べ物に対する好みやこだわりは相性と関わっています。
恋愛の相性とは③似ている部分が多い
恋人同士といっても他人同士ですから、育ってきた環境が異なるのは当たり前です。それなのに生活習慣が似ているカップルは相性がいいといえるでしょう。例えば、寝る時は横向きで寝る、食事の時はテレビを消す、読書好きで本棚には本が溢れている、めったに怒らないなど、似ている部分は共感を呼びます。
また、相手が好きなものに興味を持つことができるか、更に相手が好きなものが自分に浸透するかどうかも相性に関わってくるのです。好きだったら相手のことには興味がある、と思うかもしれませんが、相性が悪いと一時的な興味で浸透するというところまでは達しません。
よく夫婦は顔が似てくるといわれますが、恋人同士でもずっと一緒に同じことをやっていると似てくるのです。付き合っているうちに似てくるという場合も、相性が良いからこその結果といえるでしょう。
恋愛の相性とは④価値観が似ている
結婚相手を選ぶ際に重視される価値観ですが、こちらも価値観が似ていると相性がいいといえます。お金の価値観についてはもちろんですが、相性がいいカップルというのは、もっと細かい部分での価値観が似ています。
例えば、飲み会の場で場を盛り上げるタイプの人は苦手で、1人で静かに飲んでいるタイプが好き、ボールペンを選ぶ基準はデザインより書き味重視、部屋が散らかっていると落ち着かないなど、傍から見ればどうでもいい価値観かもしれませんが、こういうマニアックな価値観が似ていると相性がいいのです。
価値観については育ってきた環境が似ているという部分もあるのですが、お互いにその価値観に共感できるのであれば相性のいいカップルになれること間違いなしです。
恋愛の相性とは⑤匂いが好き
相性が良いかを判断する基準として、お互いの匂いが好き、という点もあげられます。五感のひとつである嗅覚は不快だと感じると、それ以上その人と仲良くならない方がいいというのを、本能で察知します。恋愛は自分にとって相手の匂いが「いいにおい」と感じる相手でないとできないと言われるほどです。
不潔にしている、何日もお風呂に入っていないなど、不快なニオイを発する理由がある時は別ですが、通常は不快なにおいを発している人は少ないですよね。そんな中、いつもなら素通りしてしまう匂いに対して「この人の匂いは好き」という感覚を覚える相手とは相性がいいといわれています。
もちろん香水や洗濯洗剤、シャンプーなどの匂いは例外です。例えば家で気を抜いて過ごしている時などは、その人の本来の匂いをまとっています。そういう状態で相手の匂いが好きかどうかで見極めるのです。
恋愛の相性とは⑥触りたくなる、触り心地がいい
好きな人には触りたくなる、というはよくある心理ですが、相性がいい場合は触りたくなるのはもちろん、触り心地がいいことが絶対条件です。初めて手をつないだ時に「とてもしっくりきた」とか「包まれる安心感が心地よい」というのは、相性が良い証です。
また、ハグした時にあまりの心地よさに離れられなくなったり、何度もハグしたくなるのも良い傾向ですね。もっと分かりやすいのはキスをした時です。キスをして心地よさを感じられる相手は、相性が抜群に良いと考えていいでしょう。
「好きな人なら当たり前」と思うかもしれませんが、実際に付き合ったものの、手を繋いで違和感を覚える、キスをして不快感を感じて別れた、という話は少なくありません。スキンシップの回数が多いのは愛情を高めることができるので、触れた時に不快な思いをする相手とは長続きしません。そういった意味でも触れて心地いいのは相性が良いということになりますね。
恋愛の相性とは⑦お互いを高め合える
似た者同士のカップルは相性が良いですが、逆にお互いにないものを補えるカップルも相性が良い場合があります。例えば、負けず嫌いでいつもピリピリしている女性が、彼氏といる時は穏やかで女らしくいられるとか、ネガティブ思考で1人で思いつめてしまう男性が、彼女の明るさに刺激されて前向きになれるなど、お互いを良い方向に高め合えるカップルは相性が良いです。
同じ仕事をしているカップルの場合、ライバルでありお互いが本音で話せる相手でもある、といった関係を築けている場合も一緒に成長できるでしょう。更に大切なのは、職場以外の場所では仕事であった嫌な事を持ちこまないようにすることです。職場でのいざこざをプライベートに持ち込むと2人の関係もギクシャクしてしまいます。
このようにお互いを高め合える関係であり、時には仕事のことを忘れて自然体で接することができるカップルは相性が良いといえるでしょう。お互いに考えていることが似ているともいえますが、自分がして欲しいことと相手がされて嫌なことをお互いが分かっているのです。
恋愛の相性とは⑧カッコ悪い部分も受け入れられる
長いこと一緒にいれば、いつも完璧な自分を見せることが難しくなります。付き合いたては服装も髪型もビシッと決めて、いつもカッコイイ自分、可愛らしい自分を演出することができますよね。しかし、旅行に行ったり同棲をしたり、一緒に過ごす時間が長くなればカッコ悪い面も見えてくるのは当たり前のことです。
相性の良いカップルは相手のカッコ悪い面も「個性」「魅力」として捉えます。彼氏が寝癖だらけの頭でも、口を開けて寝ていても「私だけに見せる素の顔」として喜ぶのです。また彼女の変顔や片付けが苦手な面を見ても「そんな彼女も魅力的」と笑って許せてしまうのです。
好きだから我慢して良いと思うようにするのではありません。相手のカッコ悪い部分を受け入れる体制が自然に出来ているからこそ相性が良いのです。我慢している場合はそのうち「やっぱり無理!」となって別れてしまいますが、相性が良くて受け入れているカップルは長続きしています。
最後に
恋愛において相性がいいとはどういうことなのかを具体的にご紹介しましたがいかがでしたか。相性がいいカップルの多くは共通すること、共感できることが多いように感じます。「そんな人に出会ったことがない」という人でも、相性が合わない相手がいるのと同様に、必ず相性のいい相手はいるものです。たくさんの人と出会って見極めてみてはいかがでしょうか。
恋愛において相性がいいとはどういうことか?
- ①居心地の良さ
- ②食べ物の好みがピッタリ
- ③似ている部分が多い
- ④価値観が似ている
- ⑤匂いが好き
- ⑥触りたくなる、触り心地がいい
- ⑦お互いを高め合える
- ⑧カッコ悪い部分も受け入れられる