「好きになった人がタイプ」と答える男女の心理を知りたいあなたへ。
好意のある異性に好みのタイプを聞いたら、「好きになった人がタイプかな」と返されたことはありませんか？無難な返答の仕方なので男女共によく使われる言葉ですが、実は男性と女性とでは少し心理が違うのです。
本記事では心理カウンセラーの水沢桔梗が、好きになった人がタイプと答える男女の深層心理をご紹介いたします。
「好きになった人がタイプ」は本音？
どういうことなのかと言いますと、多くの人は好きなタイプがいない訳ではなく、理想のタイプとして認識しているからです。しかし、理想はあくまで理想でしかないため、結果的に自分の理想とは全然違うタイプの異性を好きになることも多いものですよね。
そのため、「好きなタイプ」を「好きになった人」と答えるのは、ほぼ本音と見ていいでしょう。とは言っても、他の心理が隠されている可能性が全くない訳ではありません。そう答える理由も、男女それぞれで違いがあるのです。
それでは、「好きになった人がタイプ」と答える人の心理を男女別に解説していきます。
好きになった人がタイプと答える男性の深層心理
①色々な女性と付き合ってみたい
男性の中には、「自分の価値観で条件を絞りたくない」と思う人がいます。このタイプの男性は、色々なタイプの女性と付き合うことで、新たな発見や経験が得られることを求めています。
たとえば、自分の好みのタイプとは全く違う人に魅力を感じて、好きになることもありますよね。しかし、好みのタイプを決めてしまうと、恋愛する機会が減ってしまいます。そのため、「好きになった人がタイプだよ」と答えることで、様々なタイプの女性と付き合える可能性を広げているのでしょう。
②女性に期待していない
「好きになった人がタイプ」と答える男性の中には、女性に期待していないという心理が働いていることもあります。このタイプの男性は、恋愛経験が多い傾向にあるようです。おそらく最初は、自分が思い描いていた理想の女性像があったのでしょう。
しかし、過去の恋愛経験から理想と現実の違いを知ってしまったため、もう理想を追い求めることはしなくなったのです。そのため、相手の女性に自分の理想を押し付けることもないので、付き合いやすいタイプとも言えるでしょう。
③好きになるのに理由はいらない
「好きになった人がタイプ」と答える男性は、「可愛い」とか「美人」といった外見など、何かの条件付きで人を好きにならない傾向にあります。たまたま価値観が一緒で意気投合したり、話していて楽しいと感じたときに、自然と好きになるのでしょう。つまり、特に理由があるのではなく、そのままの意味で「好きになった人がタイプ」と答えているのです。
④単純に好きなタイプがない
好きなタイプが本当にいないため、「好きになった人がタイプ」という男性もいます。このタイプの男性は、普段から女性を平等に見ているため、関わっていくなかで恋愛感情が芽生えることが多くあります。上記と似ていますが、外見が自分の好みではなかったとしても関係ありません。共感する点が多かったり価値観が合ったりすることで、相手に惹かれるのでしょう。
⑤好みのタイプが分からない
自分の好みのタイプが分からなくて、「好きになった人がタイプ」と答える男性もいます。「自分のことなのに分からないの？」と、理解しづらい人もいるかもしれません。しかし、こうした人は多くはないものの存在するのです。
自分のタイプがハッキリ分かっていないので、相手のことを良く知らなくても告白されたら付き合ってしまう傾向にあります。そのため、後悔するパターンに陥りやすいでしょう。
⑥理想はあくまで理想と思っている
自分の好みのタイプがいない訳ではなくても、これまでの恋愛経験から「好きになった人がタイプ」と答える男性もいます。たとえば好きになる女性が、いつも自分の好みのタイプとは真逆の人や、タイプではないけれど身近にいる女性に恋をすることが多いのでしょう。
そのため、このタイプの男性は「理想はあくまで理想でしかない」と思っているので、「好きになった人がタイプ」と答える傾向にあるのです。
⑦相手との交際を望んでいる
聞いてきた女性のことが好きで、わざと「好きになった人がタイプ」と答える男性もいます。この場合、彼に「好きな女性のタイプは？」と聞いたことで、相手はあなたからの好意を感じ取っている可能性があるでしょう。あなたとの交際を望んでいて、「もしかしたらチャンスがあるかも･･･」と思わせるために、わざと言っているのかもしれませんよ。
⑧好きになってくれた人に惹かれる
「好きになった人がタイプ」という男性の中には、女性のことを自分から好きになった経験がない人もいます。草食系と呼ばれる男性に多く、恋愛がスタートするときは毎回女性から好かれることがきっかけというタイプです。そのため、そもそも「好きなタイプ」といった概念がないのでしょう。
好きになった人がタイプと答える女性の深層心理
①多くの男性からモテたいと思っている
「好きになった人がタイプ」と答える女性には、多くの男性からモテたいという心理が隠れている場合があります。なぜなら「背が高い人」とか「一緒にいて楽しい人」というように、好きな人を限定してしまうことで、恋愛の幅を狭めてしまうと分かっているからです。
「好きになった人がタイプ」と答えておけば、どんなタイプの男性でも恋愛の可能性が広がりますよね。そのため、多くの男性にモテたいので、あえて曖昧で無難な答え方をしているのでしょう。
②色々なタイプの人を好きになるから
女性で「好きになった人がタイプ」と答える人は、過去の恋愛経験で色々なタイプの男性を好きになったという傾向にあります。そのため特に「こういうタイプ」と決まっていないので、自分が好きになった人がタイプという素直な気持ちから言っているのです。
③好きになった相手に共通点がない
これまで好きになった相手に、特に共通点がない場合も「好きになった人がタイプ」と答えがちになります。上記と似ていますが、好きになる男性のタイプがいつも違うため、「こんなタイプが好き」というような好きになる条件もないのでしょう。人と臨機応変に付き合える、八方美人タイプとも言えます。
④好みのタイプが決まっていない
「好きになった人がタイプ」と答える女性の中には、特に好きになるタイプが決まっていない場合もあります。相手の外見や性格に惹かれるのではなく、なんとなく気になっていて、「気づいたら好きになっていた」というケースが多いのでしょう。そもそも「好きなタイプを決めたいと思っていない」という人もいるようです。
⑤フィーリングを大切にしている
異性にこだわりがなく、フィーリングを大切にしている人も「好きになった人がタイプ」と答える傾向にあります。外見が好みではなくても、フィーリングさえ合えば好きになるので、「好きなタイプ」というのは特にないのでしょう。そのため「どうして好きになったの？」と聞かれても、特に意味はないので答えられないという人も多いのです。
⑥相手の気を引こうとしている
聞いてきた男性を女性が気にしている場合、「好きになった人がタイプ」と答えることもあります。好きなタイプを限定してしまうと、もしかしたら相手に「俺は対象外だな･･･」と思われてしまう可能性もありますよね。そのため、「好きになった人がタイプかな」と言っておくことで、恋愛できる可能性を高めているのです。
⑦一緒にいる時の心地よさで選んでいる
「好きになった人がタイプ」と言う女性の中には、見た目や性格よりも「一緒にいて心地よく感じるかどうか」で選んでいる人もいます。とは言っても、見た目の好みが全くない訳ではありません。ただ、一緒にいても緊張しない人や心が落ち着くことの方が、恋愛において重要だと思っているだけなのです。
⑧好きになってくれる人が好きだから
女性の中にも、「好きになってくれる人を好きになる」という人がいます。ただ、女性の場合は男性と少し違います。自分に自信がないことから、「好きになってくれた人なら誰でも好きになってしまう」という傾向にあるのです。
このタイプの女性は、自己価値が低いために「私を好きになってくれるなんていい人」と思ってしまいます。そのため、優しくされただけで好きになってしまうこともあるでしょう。
続いて、好きな人のタイプを教えてくれない男女の心理を解説いたします。
