不倫で後悔した人が思うこと
①あの時は周りのことが見えなくなっていた
客観的に見ると、不倫はリスクの大き過ぎる恋です。しかし、それは自分が部外者だからこそわかることで、不倫の当事者になってしまうと見失ってしまうことがあります。
障害のある恋は魅惑的。そして、不自由さと罪悪感の狭間で限られた時間の逢瀬は実に官能的。冷静さを失ってしまい、一種のトランス状態に陥ってしまいます。この時頭の中にあるのは自分と相手のみ。
不倫のトランス状態から脱し、冷静さを取り戻した時に、自分が如何に周りのことが見えなくなっていたのか、ようやく気付くのです。
②大切な友達を失ってしまった
不倫は万人から理解されない辛い恋です。全く関係ない第三者からも、不倫をするなんて、非常識で相手の気持ちを考えられない人だと思われてしまいます。
れは、至極真っ当な意見なのですが、不倫をしている当事者たちは「私たちは特別な恋愛をしている」と本気で思っているので、周囲の意見を否定して耳を貸さなくなります。大切な友人からの助言も無下にしてしまうことがあるでしょう。そして、気が付いたら自分の周囲から友達が離れているという事態になってしまうのです。
③貴重な時間を無駄にしてしまった
不倫を長い年月続けたのに破局した場合、特に女性が良く口にする後悔の言葉です。
不倫の組み合わせは、やはり既婚男性と独身女性が多いですが、女性にとっては最も出会いが多く、女性として魅力が高まる20代から30代に不倫をしている場合、不倫相手と別れた時には自分の売り時が過ぎてしまっています。
この痛手は大きく、実りのない不倫に貴重な時間を費やしてしまったと後悔するのです。
④夢中になっていた自分は馬鹿だった
当時は夢中になっていた不倫の恋。だけど、友人たちの助言や、自分で答えを出して不倫相手と別れた人は、後悔の念と一緒に「自分は馬鹿だった」と言います。
不倫相手と完全に決別し、当時の自分の行動を振り返って成長したからこそ言える言葉です。
不倫をして後悔する人は少なくありませんが、その後「自分は馬鹿だった」と言い切る人は、同じ間違いをきっと繰り返すことはないでしょう。
⑤浮気をする人は浮気を繰り返すことを知らなかった
不倫中の既婚者は必ずと言っていいほどこう言います。「君が一番」「家庭は冷めきっている」そして、まるで自分が一途な男のように装うのです。
だけど、不倫とはそもそも浮気している状態のことですよね。相手と完全に切れる前から他の異性に手を出す人は、そういったことに抵抗がない人ということなのです。自分が本命の内は良いですが、その内別の相手に浮気をする可能性は限りなく高いもの。
それに気付かず不倫相手との交際を続け、後に相手の浮気が発覚で破局という話は良く聞きますが、当事者は相手の言葉を信じた自分を後悔し、「浮気する人はそれを繰り返す」という当たり前のことに気付かなかった自分を嘆くのです。
⑥慰謝料と養育費がこんなに家計を圧迫するなんて思わなかった
不倫は必ず破局するとは限りません。離婚が成立し、めでたく結婚というハッピーエンドもあります。
しかし、それが本当にハッピーエンドなのかどうかは非常に微妙。不倫が原因で離婚なので、当然莫大な慰謝料を双方が払い、そして子供がいる場合は養育費も必要となります。
不倫の恋を成就する為なら安いものだと受け入れた後、結婚して生活が始まりますが、生活には当然出費があります。相手さえ手に入ればお金なんていらないと思っていたけれど、やはり生活にはお金が必要。「これが不倫の恋ではなければ…」と思わず後悔してしまうのです。
⑦略奪し結婚した途端、相手の態度が変わってしまった
釣った魚にはエサをやらないということわざがありますが、不倫相手がそのようなタイプだったというケースがあります。
せっかく離婚が成立し、不倫相手と結婚できたのに、相手の態度が豹変。今まで愛の言葉を尽くしてくれたのに、掌を返したように味気ない態度になってしまいます。
禁断の恋、お互い我を忘れる程求め合ったはずなのに、結婚生活はその延長線上にあらず。思い描いていた未来予想図とは違い、思わず愚痴をこぼしてしまうのです。
⑧不倫なんてしなければ良かった
不倫を後悔している人が必ず言うことは、やはりこれでしょう。後悔の残る恋愛は不倫に限りません。だけど不倫は相手との関係そのものを消し去りたいほど後悔することがあるのです。
「不倫なんてしなければ良かった」には、その人の感情が全て込められています。あんな人を好きにならなければ良かったという後悔。不倫だとわかっていたのだから始めるべきではなかったという後悔。自分の気持ちも行動も記憶も、全て否定してしまう程の後悔の言葉です。
ここまで読み進めて頂いた方は、もう不倫を終わりにしたいと思っているはず。ここからは、不倫をやめたいのにやめられない方はどうすれば良いのか?お話していきます。