忠告してくれてありがとう
年上の人などからの指導やアドバイスは自分が成長するためには大切なものです。もっと向上したいと考えている物事に対しては、素直にありがたいと感じることができるでしょう。
一方、自分でも直さなければいけないと考えているにもかかわらず、どうすることもできないでいる時期であったりする場合の忠告は、イライラとした感情や必要以上に落ち込んでしまう気持ちになってしまうことも。そのままの状態を放置していると、自分の波動はどんどん下がっていってしまいます。
現時点でどうすることもできない物事に対して、上から目線での忠告の言葉に怒りのエネルギーを向けないようにしましょう。周囲の人からの言葉で自分自身が傷つくのは、必要のないことです。
愚痴を聞いたら気づきをありがとう
自分の周囲にいつも愚痴ばかり口にしているという人はいませんか。愚痴を吐いている人は、一通りしゃべってしまえばすっきりするかもしれませんが、聞いている側にとっては、迷惑なことです。
そんな愚痴を聞くはめになってしまった状況は、自分とまったく関係がないということはありません。自分が気づいていないだけで、別のどこかで意識していなくても愚痴を言っていたり、言葉にはしなくてもそんな不満の感情が心の奥に潜んでいる状態であったりすることがあります。
愚痴を言っている人に意識を向けるのではなく、自分を内観してみるよい機会と捉えましょう。自分の中に不満の種が存在しているようであれば、好きなことをしたり、休息をとったりして、魂の浄化を心がけましょう。
失敗したら学びをありがとう
魂が成長していく段階では、さまざまな失敗も繰り返していきます。失敗した時に、どこがどう足りなかったから失敗したと冷静に分析するのは良いことで波動も下がることはありません。一方、やっぱり自分はダメだと単に自分自身を責める方向にエネルギーを向けてしまうと波動は下がっていってしまいます。
物事がスムーズにいっている時には、その方向が今の自分の波動に合っている状態です。失敗してしまった時には、不正解というということではなく、別の方法や別の道が存在していることを知らせてくれている場合があります。失敗から学んだ物事が、未来に起こる出来事に役立ちます。
傷ついた時のありがとう
日常生活の中で、周囲の人から発せられた心ない言葉に、傷つけられてしまうという場合もあります。相手は日常会話の流れのひとつとして発した言葉でも、自分にとっては、深く傷ついてしまう重い言葉として受け取ってしまうことも。傷ついた心を長い期間引きずっていると波動は下がっていってしまい、幸せの波動とは別の場所で生活することになってしまう可能性もあります。
何気ない言葉に傷ついてしまうのには、その言葉が問題なのではなく、今の自分に自信がないため必要以上に反応してしまっている場合もあります。将来の目的がはっきりしている人などは、多少の周囲の心ない言葉は、聞き流すことができ、そこに心を奪われ動きを止められてしまうことはありません。
学んだ時のありがとう
日常生活の中で、今はテレビやネットなどにより簡単に情報を手に入れることができます。知識を増やそうと思えば可能な状況が整っています。そこで、知識を持った自分をおごり高ぶる気持ちがあると、どこかでつまずく出来事に遭遇してしまうかもしれません。
自分が学べた陰には、多くの人々がかかわっています。学ぶ姿勢を持った自分は大いに褒めるべきですが、その知識を与えてくれた人や環境の隠れた部分の感謝を忘れないようにしましょう。
食や物に対するありがとう
現在の生活の中で、大小の違いがあっても、些細なことにイライラしたり、何の疑問も感じずに当たり前のように物を使用するなどの生活を送っていたりするのではないでしょうか。
普段口にしている食べ物も、たとえ手の込んだ食事でなくても自分の口に入るまでにはたくさんの人々の労力があって食することができます。見えない労力を普段感じることなく過ごして手にできている幸せに感謝する心を持つことが大切です。
目の前の物事だけでなく、見えない世界にも感謝の気持ちを持てる人は、波動を高く保つことができ、幸せを引き寄せやすくなります。
すべての出会いにありがとう
スピリチュアルの世界では、出会いは必然であるという考え方があります。過去世で今世でも会うことを約束していたり、今世の使命を果たすために必要な人材であったりという場合もあります。今の自分のイライラの波動が怒りの感情を持った人を引き寄せてしまうこともあります。
「ありがとう」の波動は、マイナスの出来事もプラスの波動に転換する大切な役割をするパワーのある言葉です。