自分の嫉妬心に悩んでおられる方へ。
恋愛相手を信じているつもりでも、嫉妬心は湧き上がってくることがあります。表面的には好きの気持ちが強いため嫉妬してしまうと考えますが、潜在意識の中には別の理由が隠れていることもあります。
嫉妬心はマイナスのエネルギーであるため長い期間持ち続けていると、自分の波動が下がり幸せから遠ざかってしまいます。
この記事では、嫉妬心をなくすためにはどうすればいいかスピリチュアル的に解説します。
過去に囚われないようにする
過去の恐怖心から嫉妬してしまう場合
恋愛相手に対して嫉妬心が生まれる理由のひとつに、過去の経験が再び繰り返されるのではないかという恐怖心が関係している場合があります。
例えば、以前交際していた人に裏切られた経験があり、今交際している人もいずれは同じことをするのではないかという不安を抱えたままでいることもあります。また、恋愛相手との関係ではなくても、親に対する子どもの頃のトラウマを抱えている場合もあります。
マイナスの出来事を引き寄せてしまう
嫉妬するような状況がまだ起きていなくても、今後過去と同じようなことが起こるに違いないと考え続けていると、マイナスの出来事を引き寄せやすくなります。過去に起こったことと今の交際相手とは関係がないという思考をしっかり持つことが、嫉妬心を生まないためにも大切です。
コントロールするのは相手ではなく自分自身
恋人同士は似た波動を持っている
恋愛相手に対して、愛情があるのなら自分の言うことを聞いてくれるのは当然という思いを持ってしまうこともあります。スピリチュアル的には、2人の波動から発せられる周波数の波長が似ているので恋愛関係になっています。そうした点からは、お互いに同じ思いを持つ部分が存在していたりします。
全てが同じわけではない
一方、波長が合っているとはいえ、すべてが同化しているわけではありません。なぜ理解できない行動を相手はとるのだろうとイライラしてしまうこともあります。
そこで相手をコントロールしようとすると余計に相手はなんとかその関係から逃げたくなってしまいます。相手ではなく自分の感情の変化をコントロールすることで相手の行動にも影響が及び、結果的に嫉妬心が生まれにくくなります。
依存する関係から自立した者同士になる
依存心が強い
恋愛相手に対する嫉妬心が生まれる理由のひとつに、依存心が強い場合があります。
自分のオーラのすべてを相手のオーラで包まれていないと不安を感じてしまうというような感覚を無意識に持っていることがあります。相手の気持ちが少しでも別の場所に移動しただけでも、嫉妬心が生まれてしまいます。
自分のオーラが欠けてしまうような不安
精神的に自分のオーラと相手のオーラを重ね過ぎていると、どこからが自分でどこからが相手かわからなくなります。そのため、相手の気持ちに変化が生まれると、自分のオーラが欠けてしまうような不安が嫉妬という形で表れることがあります。
自立した者同士の関係
愛情があるのであれば同化してほしいと相手に求めてしまいがちですが、それぞれの人格が協力するという形式の方がお互いに窮屈さを感じずに過ごせます。依存し過ぎず自立した者同士の関係を保つことで、嫉妬心が生まれにくくなります。
他人と比較せず自分らしさを理解する
自分に自信がないと嫉妬心が生まれる
恋愛相手に対する嫉妬心は、相手の行動に対して生まれている感情だけではありません。自分にどこか自信がないところがあると、より強い嫉妬を生み出す原因になる場合があります。
人と比べると不安が生まれる
普段から劣等感を持っていて、周囲の人と比べてしまう癖があると、恋愛相手が自分より優れた人のところに行ってしまうのではないかという不安が生まれやすくなります。現世の物質界では、地位やお金、美しい容姿など人がうらやむような条件が存在しています。
スピリチュアルの世界では優劣はない
スピリチュアルの世界では、すべての魂には優劣はないという考え方があります。魂は、今世でそれぞれの課題を行うために生まれてきています。魂が向上する段階で人と競争することはありますが、あくまでも人の価値は比較するものではありません。
自分らしさを認知できるようになると嫉妬心が生まれにくくなります。
嫉妬心をバネに新たなことにチャレンジする
恋愛相手が自分とは異なったタイプの人に興味を示しているところを見ると、嫉妬心が生まれてしまうことがあります。恋愛関係ではお互いにありのままの状態を認め合うことは必要ですが、交際を通して成長していくことも大切です。
次のステップに成長する時期
恋愛相手が自分とは違ったタイプの人に惹かれている場面から学ぶことは、これまでの自分の殻を破り次のステップに成長する時期を表しているという見方もできます。お互いに今の状態で満足してしまうと努力しようとする必要もなくなってしまいます。
ネガティブな妄想に意識を向けない
恋愛相手にちょっとした変化が起きただけでも、他に好きな人ができたのではないかと疑う嫉妬心が生まれることがあります。嫉妬心は自分の心の中を投影しているという考え方があります。
自分の自信のなさや、恋愛相手が自分の元から去ってしまうのではないかという恐れの感情が、ネガティブな妄想をどんどん膨らませてしまいます。
自分に対するコンプレックスが強いと、もし今の交際相手と別れることになったら、次に出会いがあるかどうかわからないという恐怖もあります。
次々に生まれるネガティブな妄想は、マイナスのエネルギーを発し、より不幸な結果に進みやすくなってしまいます。
今を充実させることにエネルギーを注ぐ
別れたくないという結果にこだわるのではなく、今を充実させることにエネルギーを注ぐようになることが大切です。たとえ今の相手と別れることになったとしても、別のご縁のある相手と近い将来出会いが待っている可能性もあるのです。
普段からコミュニケーションを充実させる
コミュニケーション不足
恋愛相手に対して嫉妬心が生まれる理由の1つにコミュニケーションがうまくとれていないことが考えられます。普段から思っていることが相手に言えていないと、些細な出来事でもお互いの考え方の違いを感じてしまいます。
言葉にしないと伝わらない
お互いにわかり合っているつもりでも、言葉にしないと相手に伝わらないこともあります。こんなことを言ったら嫌われてしまうかもと考え、自分の中ではイヤだなと思うことでも黙ってやり過ごしていたりします。しっかりと言葉にすることで、価値観の違いを認識できるようになります。感情の行き違いを防ぐことにつながり、不要な嫉妬心をなくすためにも普段からコミュニケーションを充実させることが大切です。
自分の得意なことを伸ばす
恋愛相手が他の人に気持ちが行ってしまうのではないかという嫉妬心は、今の自分に満足していない感情から生まれることもあります。自分の中で欠けている部分ばかりに意識が向いていると、マイナスの出来事を引き寄せやすくなってしまいます。
未熟だから生まれてきた
現世の魂は、誰もがどこか欠けた部分や未熟な部分があるから生まれてきています。未熟な部分があるので成長のために生まれてきているのです。
自分らしい姿で輝く
欠けた部分だけ見つめていても向上していくことはありません。まずは、自分の好きなこと、得意なことから伸ばして行くことで、些細なことは気にならなくなっていきます。恋愛相手を執着で束縛してしまうよりも、自分らしく輝いている姿でいることで、嫉妬心が生まれにくくなっていきます。
嫉妬に関するその他の記事
最後に
恋愛相手に対する嫉妬心は、愛情が強いためというよりは、自分自身に対して満たされていない思いの表れであったりします。スピリチュアルの世界では、人の価値は優劣ではなく、いかに自分らしく輝けるかということが重要です。嫉妬心が生まれたら、向上していくチャンスの時を表していると捉えることも大切です。
嫉妬心をなくす方法は
- 過去に囚われないようにする
- コントロールするのは相手ではなく自分自身
- 依存する関係から自立した者同士になる
- 他人と比較せず自分らしさを理解する
- 嫉妬心をバネに新たなことにチャレンジする
- ネガティブな妄想に意識を向けない
- 普段からコミュニケーションを充実させる
- 自分の得意なことを伸ばす
以上、最後までご覧いただき有難うございます。