DV彼氏の特徴と対処方法を知りたいあなたへ。
DVは、近年増加している傾向にあることをご存知でしょうか?そんなDV男性には、共通する特徴がいくつかあります。あなたがDV被害者にならないためにも、これからお付き合いする彼がDVになる可能性はないか、またDV彼氏になってしまった場合どうすればいいのか、知っておく必要があります。
本記事では、心理カウンセラーの水沢桔梗がDV彼氏の16の特徴とその対処法をご紹介いたします。
①感情の起伏が激しく情緒不安定
DV彼氏には「感情の起伏が激しく情緒不安定」という特徴があります。そのときの気分によって、些細なことで突然怒ったり暴言を吐くなどしますが、同じようなことがあっても機嫌が良いときには怒らないこともあるのです。そのため、彼女の方は彼の顔色をうかがうようになってしまい、DV彼氏に振り回されるようになっていきます。長く付き合っていると心身共に疲れ果て、冷静な判断ができなくなるため注意しましょう。
精神的に幼く感情のコントロールができない
幼い子どもは、感情のコントロールがうまくできないため自分の思い通りにならないと、わがままを言って怒ったり泣いたりすることで、親に自分の言うことを聞いてもらおうとします。しかし成長していく段階で「自分の思うようにはならないんだ」とガマンすることを覚えるのですが、DV彼氏の場合は成長が未発達なために、大人になっても感情のコントロールがうまくできません。
相手に対する「かわいそう」という気持ちは共依存関係に…
情緒不安定な彼を見ていて、もしあなたに「かわいそう」「私が救ってあげたい」などの気持ちがあるとしたら注意が必要です。DV被害者の女性には、欠乏感が強い人が多いという特徴があります。人から愛されているという自信がなく、誰かの役に立っていると感じることで自分の存在価値を見出しているため「いつか変わってくれるだろう」と期待して、暴力を振るわれても離れないのです。いい大人が暴れたり暴力で自分の思い通りにしようとするのは、ただのわがままなのだと気づきましょう。
②嫉妬心が強く疑い深い
DV彼氏の特徴として「嫉妬心が強く疑い深い」という性格があります。交際している女性への執着が強く、ちょっと他の男性と会話を交わしただけで嫉妬したり、女友達でさえ嫉妬して怒り狂うこともあるのです。そして疑い深いため、彼女に来るメLINEや電話にも「誰から来たんだ?」「男からか?」といちいち疑いをかけます。
自分に自信がないため疑い深くなる
DV彼氏は「自分は愛される存在なのだ」という自信がありません。そのため、女性の行動ひとつひとつが信じられず「自分から離れていくんじゃないか…」と不安で仕方ないのです。
自由がなくなりストレスから病気になる前に離れよう
DV彼氏を持つ彼女の方は、毎回監視されている状態となり行動も制限されるため、どんどん息苦しさを感じてストレスを抱えてしまうようになります。彼の嫉妬や疑心暗鬼は、彼の心の問題であってあなたの問題ではありません。そのため、あなたが何を言ってもどう対処しても、DV彼氏が変わることはないのです。ストレスから病気になってしまう前に、なるべく早く離れましょう。
ひとりで悩まずに周りに助けを求める
また嫉妬深いタイプのDV彼氏は、ストーカー化する可能性も高いため注意が必要です。もし危険を感じたときには、ひとりで悩まずに早めに「あなたが信頼できる家族や友人」に相談することをオススメします。
③自分が一番正しいと思っている
DV彼氏の特徴には「自分が一番正しいと思っている」というものがあります。そのため、自分と価値観が合わないことがあると、相手の考えを否定して自分に従わせようとするのです。また、DVをする男性は自分の中で決まっているルールがあり、彼女が少しでもそのルールを破ると激怒し、暴言を吐いて脅したり暴力をふるって自分のルールを守らせようと強要します。
人によっては、リモコンやクッションの位置が少しでもズレていると激怒したり、約束の時間に数分遅れただけでもキレて暴れる人もいるのです。
相手の考えや意思を聞き入れない
DV彼氏は、彼女がデートで行きたい場所があったとしても、自分が行きたいと思わなければ聞き入れることはありません。彼女への気遣いもなく「彼女が自分の言うことを聞くのは当たり前」と思っているので、彼女の気持ちを無視して自分の好きに行動していることが、悪いとは微塵も感じないのです。
ガマンができないため職を転々としがち
DVをする男性は、基本的にガマンすることができません。会社へ就職しても、自分の気に食わないことがあると「自分正義」のため、すぐに辞めてしまう傾向にあります。
一緒にいると常に気を張るので疲れてしまう
このタイプのDV彼氏と付き合っていると、彼の持つルールに縛られるようになり、ルールに反していないか常に気を張るようになるため、気が休まらず精神的にかなり疲れてしまいます。もしあなたの彼氏が当てはまるなら、精神が壊れて判断能力が鈍くならないうちに離れたほうが良いでしょう。
④プライドが高く自分から謝ることがない
DV彼氏には「プライドが高く自分から謝ることがない」という特徴があります。このタイプのDV彼氏は、基本的に「自分は悪くない」「相手が悪い」と思っているため、たとえ自分の方に非があったとしても認めることはなく、けして謝ることはしません。
相手の意思を尊重しない
また、彼女の意思を尊重することもないため、たとえ「別れたい…」と思ったとしてもDV彼氏には受け入れてもらえず、暴力をふるわれる可能性が高いでしょう。
間違った行為を認めず正当化しようとする
DV彼氏はプライドが高いので、一般的にみて暴力は悪いことですが「暴力をふるわせるお前が悪いんだ!」「これはお前のためなんだ!」と自分の行いを正当化します。あなたがDV彼氏にこのような言葉をいわれたとしても「自分が悪いからいけないんだ…」と思わないでください。どんな理由があったとしても、暴力をふるうこと自体が間違っているのです。
⑤気が弱くて優しい性格の人が多い
意外に思うかもしれませんが、DV彼氏には「気が弱くて優しい性格の人が多い」という特徴があります。しかしそれは「偽りの優しさ」であって、本性を隠しているためにDV被害にあう女性は、上辺の優しさに騙されてしまうのです。
気が弱く優しく感じるのは最初だけ
DV彼氏は、外では自分の本性がバレないようにいい人を演じています。そのため普段は本当の自分を隠して、腹の立つことがあったとしても感情を抑圧しているので、恋人と二人きりになった途端にそのストレスが溢れて彼女に向けられるのです。
劣等感が強いために暴力をふるう
なぜ劣等感が強いと暴力をふるうのかというと、ちょっと自分の考え方や行動を指摘されただけで「バカにされた」と感じるからなのです。①で説明しましたが、DVする男性は感情のコントロールができません。そのため一度怒りの感情が爆発してしまうと、自分で抑えることができないのです。