インナーチャイルドを癒やして本来の自分の恋愛をしたい方へ。
恋人と付き合っている中、なんとなく本心ではない部分が出てしまったり、理由もないのに嫌われたらどうしようという不安に駆られたりすることはありませんか?それは幼少期の自分であるインナーチャイルドの存在が、素直なありのままの恋愛の妨げになっているのかもしれません。
傷ついてしまったままのインナーチャイルドをそのままにしておくと、恋愛などにも影響を及ぼすことがあります。
今回は、本来の自分の恋愛をする為のインナーチャイルドの癒し方についてご紹介します。
インナーチャイルドとは
無邪気なキラキラした子供らしい記憶の方をワンダーチャイルドという表現の仕方もあります。通常、日常生活の生きづらさや、恋愛でのギクシャクした感情などの原因にもなるものは、ネガティブな記憶のインナーチャイルドの方を指しています。
潜在意識の中の傷ついた子供の頃の記憶
インナーチャイルドは、「自分の中にある子供」という意味で使われています。一般的には、「心が傷ついたままの子供の頃の記憶」を指しています。心が傷ついた時の記憶を鮮明に覚えている場合もありますが、思い出すことが難しい記憶もあります。その理由は、インナーチャイルドが、潜在意識の奥深くにしまい込まれてしまっているためであったりします。
インナーチャイルドと恋愛の関係
恋愛をはじめる時も続けていくのも、本当の自分と向き合わなければなりません。相手を好きになるという心の変化は、意識できる顕在意識だけでなく、無意識の潜在意識の部分にまで及んでいきます。恋愛をする時になって、これまで自分でも気づかず封印してきたインナーチャイルドが、顔を出してくることがあります。
恋愛することに対するブレーキになってしまう
例えば、子供の頃、親に「おまえは何をやってもダメだ」と抑圧され続けていて、自分を表現することが苦手になっていたとします。
好きな人ができて交際したいと顕在意識で思ったとしても、潜在意識の中のインナーチャイルドが、「自分には無理だ」と最初からブレーキをかけてしまうこともあります。
インナーチャイルドを癒すことは出来るのか?
インナーチャイルドを癒すためには、まず、自分の潜在意識の中の「傷ついた子供」の存在を認める必要があります。
すでに自由に物事を選択できるはずの大人になっているにもかかわらず、インナーチャイルドの存在により、無意識に思考や行動に制限がかかってしまっていたりします。
そのことに気づくことができるだけでも、これまでの生きづらさの原因が理解でき、楽になることがあります。
自分に合った方法で癒すことができる
インナーチャイルドを癒すには、退行催眠、ヒーリング、心理カウンセリングなど専門家の指導のもと行う方法があります。自分自身でできるものでも解放のワークとしてさまざまなものがあります。
インナーチャイルドを癒す事のメリット
誰もが大人になるまでには、多くの経験を重ねてきています。その中には、うまくいったものだけでなく、失敗してしまったこともたくさんあります。本来は失敗も、成功するためのステップの途中の出来事に過ぎないので、問題はないはずです。
今ここに心が戻ることができる
一方で、その失敗やうまくいかなかった出来事が、そのまま潜在意識の中に凍結されてしまっていることもあります。凍結されてしまったインナーチャイルドの傷を癒してあげることで、本来の自分に戻っていくことができます。
心が過去に縛られていた状態から、今ここに戻ってくることができると、恋愛のチャンスのタイミングをしっかり掴むことができたり、恋愛に積極的になったりすることができます。
インナーチャイルドを癒す事のデメリット
インナーチャイルドも、浅いところに存在していて、軽い傷の場合には、大人になるにつれ自分でできることが増えていくことで、簡単に解放されていくものもあります。また、長年の付き合いのインナーチャイルドがいることで、無意識のうちに今の生活のバランスがうまく保たれていることもあります。
インナーチャイルドを癒さなければと囚われ過ぎてしまう
自分の中のインナーチャイルドに気づくことは大切ですが、癒さなければいけないと、囚われ過ぎてしまうのは問題です。傷ついてしまっているインナーチャイルドが悪いと思い込み、自分の中で分離しようとして、もっと状態が悪化してしまうこともあります。そのままの状態のインナーチャイルドをまず認めてあげ、今の自分と統合することが大切です。
別視点になるチャンスでもある
インナーチャイルドを癒すことにばかりエネルギーを注ぐことは、でデメリットである場合もあります。マイナスのエネルギーに視線を向け、うまくいかないと、いつまでもマイナスの波動を発し続けてしまうこともあります。
それより何かうまくできなかったインナーチャイルドが存在することで、別の道に視線を向けるチャンスになることもあります。心の傷に視線を向けることをやめることで、自分ができることに視線を向けることができるようになります。本来の自分が、得意なことや輝ける場所を、見つけるチャンスにつながっていったりします。
自分らしく輝くことができると、インナーチャイルドの存在もまるごと認めることができるようになります。
インナーチャイルドを癒す前の注意点
インナーチャイルドの癒し方は、自らが行うワークや、専門家によるヒーリング退行催眠、心理カウンセリングなど、さまざまな方法があり、自分に合った方法でおこなうことが大切です。
なぜなら、インナーチャイルドは自分で記憶している内容だけでなく、子供時代の自分自身を守る為に、潜在意識の奥深くに閉じ込めてある場合があります。その不都合な記憶を封印していることで、通常の生活が送れているということも考えられます。
無理に解放しようとあせらないようにする
自分自身でワークなどをおこなった場合、フラッシュバックのような恐怖や、いたたまれないような不安に襲われる場合は、それ以上進むことを一旦止めましょう。専門家によるカウンセリングなどを受ける必要がある場合も考えられるので、注意が必要です。
また、1度のワークなどで簡単に解決できると考えず、少しずつ恐怖や不安から解放をしていき、あせらず徐々に認知しながら進めていくことが大切です。
インナーチャイルドを癒すセルフワークを行う時のポイント
①子供の頃の自分を記憶の中で抱きしめる
親からの心ない言葉などで、傷ついてしまっている子供の頃に自分に意識の中で会いにいきます。大人になった自分が、そこにいる子供の頃の自分に、「大変だったね」「もう大丈夫だよ」と声をかけ、抱きしめてあげましょう。今は安全で安心できることを潜在意識に認知させることが大切です。
②存在するだけで価値があることを認める
子供の頃、親や周囲の人などから十分に承認されずに大人になった場合には、自分を好きになることができなくなっていることもあります。自分に自信が持てなくて、なんの役にもたっていないと考えてしまうということはありませんか?生まれてきただけで、奇跡な出来事で、価値のあることであるという潜在意識の書き換えをすることが大切です。
③自分の欠点も認める
傷ついたインナーチャイルドは、長所には目がいかず、自分の欠点でからだ全体を包み込んでしまいます。欠点を持っていない人などいないことを自分に理解させていきましょう。そして、欠点だけでなく長所も持っている自分を、まるごと認めてあげましょう。
④周囲の目より自分の意思を優先する
抑圧された潜在意識のインナーチャイルドにより、周囲の目線が気になってしまうことがあります。そのため大人になっても、意思表示がうまくできなかったりします。すでに抑圧してくる親などから自立しているのだから、気持ちを表現しても良いことを自分に許可してあげます。自分の本当の意思を優先しても大丈夫なことを、認めてあげましょう。
潜在意識を書き換える4つのステップ
以下でご紹介するインナーチャイルドの癒し方は、4つのステップで潜在意識の書き換えを行っていきます。
- インナーチャイルドが存在していることへの気づき
- イメージの中で、大人になった自分が、子供の頃の自分に会いにいく
- 潜在意識の中から吐き出された感情を受け止める
- 未来は自分で選択することができることを伝える
続いて、インナーチャイルド癒す方法を解説いたします。