激しく嫉妬をしてしまうのは、魂の気質や今世でのトラウマなど自分自身の潜在意識が関係していたりします。嫉妬の感情を魂の成長のチャンスと捉え、プラスのエネルギーに変換していくことも大切です。
本記事では、激しく嫉妬をしてしまうスピリチュアルな意味についてご紹介いたします。
嫉妬するのは過去世の経験から自己否定感があるから
自分に自信を持っている人は、激しい嫉妬の感情が生まれにくくなります。これまでに、特に大きな失敗などしたことがないのに、どうしても自分を好きになれない自己否定感がある場合には、過去世が関係している可能性があります。
自己否定感を持ち続けている魂
スピリチュアルの世界では、魂はこれまでに何度も生まれ変わりを繰り返していると考えられています。その中の経験から、少しずつ魂は成長していきます。自己否定感を持ち続けている魂は、今世に生まれてきても、行動や精神が不安定な状態にあります。そのため、幸せを手に入れたとしても、少しでも気を緩めると消滅してしまうのではないかという不安感でいっぱいになります。
自己肯定感がこれまでの魂の経験で作られていれば…
自己肯定感がこれまでの魂の経験で作られていれば、激しい嫉妬心が生まれることはありません。パートナーを縛り付けなくても、自分の魅力で引き寄せておく自信が無意識の中に育っているため、なんの根拠もない嫉妬心という恐怖に襲われることはないからです。
嫉妬するのは過去世でパートナーに裏切られた経験があるから
今世でのご縁で結ばれたパートナーとは、浮気などの心配がないにもかかわらず、潜在意識の中にいずれ裏切られるに違いないという疑心が生まれてしまいます。
過去世と同じ結果になるというわけではありません
今世では、過去世と同じ結果になるというわけではありません。パートナーに対して不要な疑心を持ち続けていると、自分自身が負のオーラに包まれてしまいます。
パートナーは浮気をしようという気持ちが全くない状態であったとします。しかし、自分が近寄りがたい雰囲気を持ってしまうため、結果的にパートナーの気持ちが離れてしまうということにもなりかねません。自ら不幸を引き寄せることにならないように注意が必要です。
嫉妬するのは比較されて認められなかった劣等感があるから
本来子供時代には、喜怒哀楽の感情を思いのままに表現することができる貴重な時間です。持って生まれた魂の気質をまるごと受け止めてもらうことにより、自己肯定感が育っていきます。
しかし、その時期に、兄弟姉妹や近所の子供などと比較されながら育てられ、自分がどんなに頑張っても認めてもらえないと、劣等感や無力感がトラウマになってしまう場合もあります。すると大人になってからも、自分の思考が人と比較する生活になり、自尊感情が低下してしまいます。
自分より優れた人を過剰に意識してしまう
自分自身で気になっている所や自分が持っていない部分を保持している人を見ると、負けたという思考になります。常に他人と比較し勝ち負けの思考が頭から離れなくなります。そしてパートナーが自分より優れた人に心移りをしてしまうのではないかという不安が、激しい嫉妬心を生んでいきます。
比較の対象を過去の自分自身に移してみましょう
比較の対象を他人ではなく、過去の自分自身に移してみましょう。数年前の自分より成長した部分、新たな物の考え方をできるようになった部分など、自分自身を認めてあげましょう。徐々にではありますが、自信を持てるようになると、嫉妬心がやわらいでいきます。
嫉妬するのはパートナーを自分の所有物と思っているから
恋人や夫婦関係になると、パートナーのことを自分の所有物のような思考になる場合があります。スピリチュアル的にパートナーとの関係で大切なことは、自立した個々の魂を認め合うことであると考えられています。好きの気持ちが強いと、ついつい自分色のオーラで包み込んでしまいたくなります。しかし、個々のオーラはそれぞれ独自の輝きを放っています。
個と個の関係を保つ
自分では愛情のオーラで包み込んでいるつもりでも、どこかに所有物のような思考があると激しい嫉妬心のオーラに変化していまいます。
そんな時にパートナーの気持ちが少しでも外に向かうと、まるで自分のからだの一部が、もぎ取られてしまうような感覚になります。パートナーに対して愛情を持つことは大切ですが、あくまでも個と個の関係を保つことで、不要な嫉妬心を避けることができます。
嫉妬するのは愛情が枯渇状態の魂だから
「愛情の電池」という表現がスピリチュアルの世界でされることがあります。
肉体を持った魂は、愛情の電池が十分に充電されている状態で、自分らしさを発揮することができます。愛情不足の状態は、行動や思考に不具合が起きやすく、激しい嫉妬心の原因にもなります。
愛情不足の感覚が潜在意識の中に残っています
愛情不足は、子供時代など過去の出来事であっても現在に影響を及ぼしてきます。
例えば、子供時代、十分に親からの愛情を受けることができなかった経験があったとします。すると、大人になってからもその時代の愛情不足の感覚が潜在意識の中に残っています。パートナーが少しでも素っ気ない態度をとっただけでも、このまま見捨てられてしまうのではないかという不安が生まれてしまいます。
愛情が子供の頃から枯渇状態にあると、激しい嫉妬心につながってしまいます。愛情の電池が満たされ、満足感を十分に味わう経験は魂にとってとても大切なことです。そう簡単なことでは、人は自分を見捨てることはないという信頼する心を持つことができます。
嫉妬してしまうのは心配性の魂の気質だから
スピリチュアルの世界では、魂は何度も生まれ変わりを繰りし、その気質は今世でも引き継がれていると考えられています。過去世と全く同じ人生になるわけではありませんが、あまり苦労をしなくても出来るような物事は、過去世でも得意であったのかもしれません。
同じ物事が起こっても、その人の性格によって受け取り方が異なってきます。何か不都合なことが起こっても、「まあ~たまたまだ!」と考える人と、「また、同じことが起こるかもしれない!」と思ってしまうなど。ネガティブ思考が身についてしまっていると、些細なパートナーの変化でも、不安から激しい嫉妬心が生まれやすくなります。
事実だけを確認するようにしてみましょう
物事をネガティブなフィルター越しに見るのではなく、事実だけを確認するようにしてみましょう。
実際、10個の出来事のうちネガティブなものは、2個しか起きていないかもしれません。しかし、自分の目線がネガティブなものにしか向いていないため、結果不安しか生まれてきません。
8個のポジティブな出来事の方に目線がいくようになれば、少しずつ嫉妬心が薄れていくことができます。
嫉妬をするのはプライドが高い魂の気質だから
過去世から、プライドが高い魂の気質を引き継いでいる場合もあります。プライドが高い場合には、大好きなパートナーが他の誰かに奪われてしまう不安から、嫉妬心が生まれるわけではありません。
自分という者がいるにもかかわらず、他の人に気持ちが移ってしまうことが許せない感情から、激しい嫉妬心が生まれてきます。
プライドを新しいことをするエネルギーに転換
プライドが高い魂の場合には、プライドの高さを、何か新しいことをするエネルギーに転換すると、成功につながっていきます。
激しい嫉妬心を、直接パートナーにぶつけても、その心を取り戻すことはできません。離れてしまったパートナーをきっぱりとあきらめ、何か以前からやりたかったことにトライしてみるのも1つの方法です。その先では、自分のプライドの波動に合った相手と出会うことができたりします。
嫉妬するのは今世で執着心を手放す学びがあるから
嫉妬心は、強い執着心からも生まれてきます。過去世でも執着心が原因で、人間関係がうまくいかなかった可能性があります。普段からパートナーに依存する傾向があると、執着心が強くなります。愛情ではなく、実際はひとりでは生きていけないと感じる依存心が激しい嫉妬心を生んでいる場合もあります。
パートナーから自然に愛情をもらえるように
今世では、愛情を学ぶだけでなく、自立した魂になる学びが課題であったりします。
今の幸せを手放したくないという思いからの激しい嫉妬心は、自立するのが怖いという潜在意識が隠れていたりします。時には、パートナーにもたれかかることもあっても良いかもしれませんが、基本は個々が自立した状態でなければ、その関係を永続きさせることはできません。
パートナーに執着しなくても、パートナーから自然に愛情をもらえるような魅力的な自分になることが大切です。
嫉妬に関する記事
最後に
激しい嫉妬心が生まれたなら、自分自身を見つめるチャンスです。
自分の魂のこだわりはどこにあるのか、静かに内観してみましょう。負けたくない部分、自分が手に入れられない部分などに対して嫉妬の感情が生まれてきます。他人と比較するのではなく、過去の自分と比較することで、健全な心で成長していくことができます。
嫉妬をしてしまうスピリチュアルな意味
- 嫉妬するのは過去世の経験から自己否定感があるから
- 嫉妬するのは過去世でパートナーに裏切られた経験があるから
- 嫉妬するのは比較されて認められなかった劣等感があるから
- 嫉妬するのはパートナーを自分の所有物と思っているから
- 嫉妬するのは愛情が枯渇状態の魂だから
- 嫉妬してしまうのは心配性の魂の気質だから
- 嫉妬をするのはプライドが高い魂の気質だから
- 嫉妬するのは今世で執着心を手放す学びがあるから
以上、最後までご覧頂き、有難うございました。