霊に取り憑かれてしまった時には、亡くなっている人の霊であれば、浄霊して霊的世界に戻ってもらうという方法も可能です。一方、生霊は生きている人の恨みや妬みなどのマイナスのエネルギーなので、一時的に排除したとしてもまた取り憑かれてしまう可能性もあります。これ以上取り憑かれないためには、これまでの自分自身を見つめ直し改善していくことが大切です。
本記事では、生霊にとり憑かれたら早急に対応すべき払う方法・対処法をお伝えします。
生霊とは
生霊とは、生きている人の怨霊です。執着や嫉妬が強すぎるとその念が生霊となって体の外に抜け出し、その念の対象とする人にとり憑いてしまうのです。
執着や嫉妬などの感情はネガティブなエネルギーでできています。その感情が元になった怨念が生霊の正体です。生霊は亡くなった人の霊より念がが強いと言われています。霊より生きている人間の方が怖いと言われることもありますが、霊としての念も生きている人のほうが恐ろしいというわけです。
そして、嫉妬や執着などの強い念が無くならない限り、ずっと生霊を飛ばし続けてきます。生霊を飛ばし続けられると最終的には、ネガティブなエネルギーに制圧され、生霊と同化してしまいます。つまり、それがとり憑かれるということなのです。
生霊に取り憑かれたらどうなる?
生霊に取り憑かれた時の霊障についてはこちらの記事で解説しています。
生霊を払う方法①自分の波動を上げる
スピリチュアルの世界では、「波長の法則」というものがあります。すべてのものは波動を発していて、その周波数と同じような波長のものを引き寄せていくと考えられています。生霊であるマイナスのエネルギーに取り憑かれるということは、自分自身の中にもどこか同じマイナスの波長になっている可能性もあります。
生霊に取り憑かれない自分になる
自分自身が変わらなければ、一時的に生霊が離れたとしても、また取り憑かれてしまうからです。普段の生活の中で、改善していかなければいけない物事に気づくことが大切です。人をうらやむ気持ちや弱い心、不規則な生活など波動を下げる行動を、1つ1つ改善していけば、どんなに生霊を飛ばされても影響を受けることはなくなってきます。
生霊を払う方法②自己犠牲心を改善する
周囲の人達に優しく接することは良いことです。しかし自分を犠牲にして人前で良い人になるのは、自分の波動が下がる行動です。今まではやってくれたのだから、これからもやってくれて当然と思わせてしまう可能性もあります。その思いはどんどんエスカレートしていくこともあります。
誰からも嫌われたくないという弱い心
自己犠牲的な行動は、誰からも嫌われたくないという弱い心から生まれてきます。自分にできることとできないことを、はっきりと伝えることができるようになることが大切です。すると相手もそれ以上の期待を持たなくなります。通常の人間関係にも、生霊からの影響を受けなくなるためにも、重要なことです。
生霊を払う方法③欠けた部分より持っているものに意識を向ける
生霊に取り憑かれるのは、自分自身にどこか入り込まれてしまう隙のようなものが存在しているからです。普段の生活の中で、不満を持っていて、うまくいかないのはそのせいだと思っている場合もあります。
どんなにパーフェクトな生活をしているような人でも、欠けた部分は必ず持っています。自分が全体のどこに焦点を当てて、日常生活を送っていくかで波長は変化していきます。
現時点で自分が持っている幸せな部分に意識を置いて生活することで、波動は高くなり、生霊に取り憑かれる隙をなくすことができます。
生霊を払う方法④生まれ変わる決意をし実行する
強い意志を持って、周囲の意見に流されないタイプの人は、生霊に取り憑かれることはあまりありません。周囲の人に迷惑をかけてしまうような自己中心的な行動はおすすめできませんが、優柔不断な行動は生霊に取り憑かれやすくなります。その気もないのにはっきりとイヤと言えない八方美人な行動は、誤解を生みやすくなります。
自分の立ち振る舞いを振り返る
自分では気づかぬうちに、思わせ振りな態度や恨みを買うような行動をとっていた可能性もあります。これまでの自分の立ち振る舞いを振り返ってみましょう。持って生まれた気質のようなものは、変えることはできないかもしれませんが、言動や思考は自分で良い方法に転換することはできます。
生霊を払う方法⑤生活を見直し規則正しい生活をする
生霊に取り憑かれてしまうと、体調不良が起こったり、精神的にもマイナス思考に陥ったりしやすくなります。すべてにおいて無気力になるため、生活サイクルも乱れてきてしまいます。そのまま身を任せた生活を送っていると、ますます生霊のエネルギーが強くなっていきます。
生霊に取り憑かれると、外出がしたくなくなり引きこもりがちになることもあります。生霊に取り憑かれた状態が続くと、自分自身を見失ってきてしまいます。なるべくひとりの時間を少なくし、周囲に人に自分の名前を呼んでもらえる状況を作ることが大切です。
生霊を払う方法⑥本能ではなく理性で行動する
生霊に取り憑かれると、じっくりと物事を考えられなくなります。ふと思いついたことでも、深く考えもせず行動してしまうこともあります。後になって、あの時どうしてあんなことをしてしまったのだろうと思うことも起こります。
生霊に身体を乗っ取られたままにしないためにも、普段から人をうらやむ気持ちなどを簡単に口にすることのないようにしましょう。生霊と同じレベルになってしまっては、いつまでも取り憑かれた状態が続いてしまうので注意しましょう。
生霊を払う方法⑦愛情の貯金をしていく
自分自身を大切にすることは当然の上で、自分以外の誰かのためになる言動を心がけるようにしましょう。大きな人助けをするというとハードルが高くなりますが、自分の出来る範囲の些細なことから積み重ねていきましょう。
例えば、自分と接する人に笑顔で挨拶をするとか、率先して面倒な仕事をこなすなど。周囲の人の心がちょっと軽くなったり、気持ちが明るくなったりする行動をとれるようになると、自分の中に愛情の貯金ができてきます。自分の心も穏やかになり、取り憑いていた生霊は居心地が悪くなりいずれ離れていきます。
生霊を払う方法⑧鏡の力を借りる
生霊に取り憑かれると、顔つきや目つきが変化してくることがあります。うまくいかないことなどが続き、生霊に取り憑かれてしまったのかもと感じたら、鏡を頻繁に見るようにしましょう。自分では変化がわかりにくい場合には、普段から自分のことを理解してくれている身近な人に、聞いてみましょう。
鏡を見る理由は、生霊に取り憑かれてしまった顔の変化を見るだけではなく、取り憑いている生霊に鏡に写った姿を見せる意味もあります。
取り憑いた人の中に自分の姿を見て、これは自分ではないと自覚させる効果として鏡を使用します。生霊に取り憑かれている時には、鏡は見たくなくなることもあるので、小さな手鏡などを持ち歩き、なるべく鏡を見る習慣をつけましょう。その時笑顔で鏡を見るともっと効果的です。
生霊に関するその他の記事
その他の生霊を払う方法
最後に
生霊に取り憑かれた可能性がある時には、自分自身の言動や思考、生活習慣などを見直す必要があります。生霊に自分の生活を乱されないためにも、普段からの体調管理やプラスのエネルギーを充電しておくことで、生霊とは異なった高い波長を保つことができます。
生霊を払う方法は
- 自分の波動を上げる
- 自己犠牲心を改善する
- 欠けた部分より持っているものに意識を向ける
- 生まれ変わる決意をし実行する
- 生活を見直し規則正しい生活をする
- 本能ではなく理性で行動する
- 愛情の貯金をしていく
- 鏡の力を借りる
以上、最後までご覧頂き、有難うございました。