離婚をして再婚を考えておられる方へ。
スピリチュアル的観点からは、結婚は魂の学びの場の1つという位置付けがされています。結婚を経験しない人もいますが、その場合は別の種類の学びがあります。
一方、離婚をされても再婚という形で本当の幸福を掴む方もおられます。何度の結婚をしたかではなく、今世の人間関係の中でどんな学びができたかが魂にとって重要なポイントとなってきます。
この記事では、再婚して幸せになる為に大切な事をスピリチュアルな観点からご紹介します。
過去に執着しない
再婚ということは当然以前の結婚生活があって離婚をされたということです。たとえ以前の結婚が不幸な結末であったとしても、今は新たなパートナーにめぐり会うことができたのですから、過去を振り返ることはやめましょう。過去の経験すべてを忘れるという意味ではありません。
過去の失敗を基準にしない
例えば、以前の結婚ではこんなに大変な思いをしたのだから、今度の結婚では、同じ思いはしたくないという思考があるとします。もちろん過去から学んだことを生かすという意味では良いのですが、今という意識が過去を基準に存在していると、マイナスのエネルギーの上に今の幸せが乗ることになります。
あくまでも、過去は過去、今は今の幸せを形成していきましょう。自分でも無意識のうちに過去に執着している場合があるので気をつける必要があります。
新たな問題が起きても落胆しない
再婚するのですから、今度こそは何事もなく過ごしていきたいと思うのは、当然のことです。今世に生まれてきた魂は、肉体を持つことにより、多くの喜びや感動を味わうためにやってきています。
それと同時に、それぞれの魂はどこかに未熟な部分を持っていて、その部分の学びのために様々な経験をしていくことになっています。
以前の結婚では起こらなかった問題に遭遇することもあるかもしれません。そこで、こんなはずではなかったと考えることはやめましょう。
自分に起こる出来事は必然
自分に起こる出来事は、今の波動が引き寄せたもの、過去世も含めたこれまでのカルマ、そして今後の魂の成長のために必要な出来事の場合があります。
今回は起こった物事にどう対処したら一番良いのか、正面から向かい合うことが大切です。
自分も相手も否定しない
夫婦間でうまくいかないことが起こると、つい「相手が自分の言う通りの行動をとってくれないからだ」という思考になりがちです。確かに時には、そういったケースもあるかもしれません。
何か問題が起こるというということは、その解決策を探したり、最善な結果に向かっていく過程が、未熟な魂の成長のためには、必要です。単に一方的に相手を否定し責めるだけでは、同じことの繰り返しになる可能性があります。
また逆の立場で、自分になんらかのうまくできないことがあり、相手から一方的に責められた時に、「自分が至らなかったからだ」と自分自身を否定する必要はありません。
共に考える
本来正常な夫婦生活は、どちらかが威圧的な行動で抑圧する関係ではありません。どうしたら現状を幸福な状態に戻すことができるのか共に考える同等な立場でなくてはいけません。
夫婦であっても別々の課題を持っている
夫婦は一心同体という言葉もありますが、確かに子育てなど共同作業で進めていかなければいけない部分もあります。一方、それぞれの魂には、夫婦であっても別々の課題があります。過去世から持ち越したものから、今世で目指す目的まで様々です。
夫婦なのだからと思い、ついつい「相手がしてくれて当たり前」という概念が表に出てしまうと不満の原因になってしまいます。一定の同じ方向を目指すことは必要ですが、基本は個々が自立した状態でなければいけません。
夫婦は、別の課題を抱えている者同士が、たまたま夫婦関係や子育てなどで共通する課題もあっただけと考えた方が、「思い通りに動いてくれて当然」という概念は生まれなくなります。
言葉や行動で伝える
魂の世界では、わざわざ言葉に出さなくても、お互いの心を分かち合うことが可能です。一方、肉体をまとった現世の魂は、ほとんどの人はきちんと言葉を発して、はじめてお互いの気持ちを伝え合うことになります。
特に夫婦間では、一緒に生活しているのだからとか、いつも見ているのだからという理由で、「言わなくてもわかるでしょう」という考えに偏りがちになります。
何も言わなくても分かればすでに伝わっているはずなのですが、そうでない場合、そこは言葉をおしまず使うようにしましょう。
言霊を使いましょう
スピリチュアルの世界には、言葉は言霊(ことだま)といってエネルギーを持っていると考えられています。威嚇の言葉やマイナスの言葉ではなく、どうしたら自分の思うところに導けるか、プラスの言霊をたくさん使い、お互い気持ち良く行動できるようにしましょう。
こうあるべきという思い込みは危険
再婚をした相手に対して「こうであるはず」という思いはありませんか?お互いに良いと思うところがあり、心惹かれて結婚に至っているはずです。その中でも想像する思い込みと現実のギャップは必ず存在しています。
自分の思う姿と異なっていたと気づいた場合、大きく分けて2つの選択肢があります。
1つは、相手が自分が思った通りの人ではなく、生活を続けていくと自分の魂が萎縮してしまったり傷ついてしまったりする場合。その場合は離婚も視野に入れなければいけないかもしれません。一緒になってみたらDVをする人だったとか。
もう1つは、自分自身で相手に対して勝手な思い込みを押しつけていた場合。その場合、相手は悪くはありません。想像の世界の姿を好きになっていただけのことです。
「こうあるべきという思い込み」は、相手の本当の姿を無視した失礼な見方の場合もあるので注意が必要です。お互いのギャップを埋めるために、きちんとした話し合いが大切です。
魂の思い癖に気をつける
魂は何度も生まれ変わりを繰り返していく中で、魂の思い癖のようなものが存在しています。同じような職業であったり、同じような生活様式など無意識の内に求めています。過去世でも経験のあったことの方が、今世で新たにトライすることより、スムーズにできるのです。
例えば、過去世でも離婚を繰り返している場合には、今世では離婚に対する抵抗が少ない場合があります。離婚するほどではないのにもかかわらず、協力、努力することが面倒ですぐにリセットしたくなってしまう可能性もあります。
以前の結婚の際、魂の思い癖により離婚という結果になっていた場合には、次の結婚でも注意する必要があります。
魂の浄化を意識する
再婚をし、2人の幸せを求めて生活することは当然のことです。2人が幸せになることは、周囲の幸せにもつながっています。それぞれの人々の持っている波動は、お互いに影響し合っています。この人のそばにいると落ち着くと感じる時には、お互いの波動から発せられる同じような周波数の波長で、共鳴し合っている状態です。
夫婦のお互いの幸せは、周囲の魂の浄化にまで波及するということを心の片隅に置いておきましょう。魂の浄化につながる行動を起こすことは、自分達だけでなくこの世界、そして魂の世界の浄化にもつながっています。
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最後に
再婚にまで至ったということは、なんらかのご縁があるということです。同化することを求めるのではなく、個々の魂を尊重する生活を心がけることで、不要な争い事を避けることができます。自分や相手には、「この結婚でどんな学びや課題があるのかな?」と、時には魂レベルから客観視してみると幸せを掴むことにつながっていきます。
再婚して幸せになる為に大切なスピリチュアルな考え方
- 過去に執着しない
- 新たな問題が起きても落胆しない
- 自分も相手も否定しない
- 夫婦であっても別々の課題を持っている
- 言葉や行動で伝える
- こうあるべきという思い込みは危険
- 魂の思い癖に気をつける
- 魂の浄化を意識する
以上、最後までご覧いただき有難うございます。