既婚者を好きになってしまった方へ。
やっとめぐり会えたと思う人がすでに既婚者であったという方。運命の人であれば、なぜスムーズに結ばれることができないのか悩んでいるということはありませんか?
その人は、今は結ばれる時期ではないだけの、確かに運命の人の場合もあります。一方、運命の人と思い込んでいるだけで、自分の潜在意識の中から引き寄せてしまっただけの相手であるケースも考えられます。その2つの場合をしっかり判断しなければなりません。
本記事では、運命の人なのかそうでないかを見極めるためにも、運命の人だと思った好きな人が既婚者だった、そのスピリチュアルな意味についてご紹介いたします。
運命の人とは
運命の人は、今世に自分がどんなことをしたいと思ってやってきた魂なのかによって、その特徴は異なってきます。その使命を果たすために必要なことに気付かせてくれる、学ばせてくれる人は全て運命の人と考えることが出来ます。
自分自身をしっかり見つめることができると、自分だけのぴったりとはまった運命の人と出会うことができます。
偽物の運命の人とは
現世に肉体を持ってやってきた魂は、未熟な部分を成長・浄化させるための出来事に出会うことになります。そのために、単に自分の思い通りになる人が運命の人ということではありません。
表面的に意識できる部分だけで、恋愛相手の理想のタイプにピッタリ合ったと感じる人は、魂が成長しなくても一緒にいられる単に都合の良い人であったりします。
一緒にいると社会とつながらなくてもよいと思える人
運命の人の条件の1つに、「一緒にいて居心地のよい人」というものがあります。しかし、この判断基準はとても難しく注意しなければいけない点でもあります。例えば、辛い現実から逃避したいと思っている時の出会いには、気をつける必要があります。2人でいると社会とつながらなくてもよいと思える場合には、単に現実逃避する場所として、マイナスな波動が引き寄せてしまった相手であったりします。
以上を踏まえた上で、既婚者を好きになってしまったスピリチュアルな意味を考えていきましょう。
運命の人と結ばれるための試練
スピリチュアルの世界では、ご縁のある人であれば例え離ればなれになる時期があったとしても、適切な時期に結ばれることになるという考え方があります。
運命の人と思われるその既婚者の方は、現在結婚しているパートナーと学ぶべきことがまだあるのかもしれません。一方、自分は相手の幸せを願える無条件の愛などを学ぶ時期なのかもしれません。
宿命は変えることはできませんが、運命の部分は今世でどんな選択をするのかを、自分自身で選ぶことができます。
運命は作り上げていくもので、選択肢も1つではありません。今世で数年、数十年後、結ばれることを望むのか、別のご縁のある人を探すのかの選択肢は、誰かに決められているものではなく、自分に与えられています。
過去世で愛人であった経験がある
スピリチュアルの世界では、これまでの過去世で経験した物事の記憶のようなものが、魂に刻まれていると考えられています。その魂の記憶は、今世では気質のようなものとして現れ、過去世と同じような傾向を無意識に選択してしまうこともあります。
自分では、好んで既婚者を選んでいるわけではなくても、既婚者に惹かれてしまう本能的な魂の気質が影響している場合もあります。独身でも素敵な人はたくさんいるにもかかわらず、そちらには目が行かないこともあります。結婚をしている人の方が、運命の人であると感じやすいだけであったりします。
自分は一番に大切にされるべきではないという思い癖
スピリチュアルの世界では、魂の浄化と成長のために今世でさまざまな経験を積み重ねていくと考えられています。今世でのトラウマなどから、劣等感が潜在意識の中に大きく位置している場合もあります。
生活していく上での思考は、これまでの経験から生まれてきた思い癖が魂の中に刻まれていきます。1番に愛されるわけがないというネガティブな思考が、結果独身ではない人を引き寄せるエネルギーを生んでいる場合もあります。
自分は幸せになれない運命だとあきらめている
努力は無意味ではない
スピリチュアルの世界では、受け入れなくてはいけない宿命と、自ら切り開いていくべき運命の存在があります。確かに時には、目の前の物事を受け入れることも必要です。しかし宿命と運命を同じ、どうすることもできないものとして捉えていると、今世では努力も無意味ということになってしまいます。
最初から自分は不幸な人であるから、結ばれることのない既婚者と出会ってしまったと、その後の幸せを探すことをあきらめてしまう人もいます。
過去世から追いかける恋愛ばかりしてきている
スピリチュアルの世界では、過去世の魂の記憶が、今世でも同じような物事を、引き寄せてしまうこともあると考えられています。過去世でも独身でフリーの人より、既婚者の方に興味が湧いてしまう気質であった可能性もあります。過去世から、追いかける恋愛ばかりしてきたなごりが関係していることもあります。
親から与えられなかった愛情を求めている
スピリチュアルの世界では、歪んだ形の恋愛は、魂の萎縮から生まれるという考え方があります。子供時代に親から十分得ることのできなかった愛情を、恋愛相手に求めてしまうこともあります。
運命の人だと思った既婚者は、満たされていない子供時代の魂が求めてしまった相手であるのかもしれません。子供時代に親からの愛情を十分に受けることができなかったのは、自分に問題があるのではありません。みんなそれぞれの立場で精一杯であっただけのことです。
世の中は理不尽だという思い癖
スピリチュアルの世界では、過去世から今に至るまでの自分自身の言動や思考が、目の前に形になって現れてくるものと考えられています。
過去世も含めたこれまでに、大切な人に裏切られた経験をもっている場合もあります。既婚者を好きになるのは、魂の記憶の中に、物事は思う通りになるものではないという思いが刻まれてしまっていることが影響していることも考えられます。
この先の幸せのために必要な経験だった
スピリチュアルの世界では、さまざまな経験を積んでいくことで、魂が少しずつ高いステージへと上がっていくと考えられています。
どんな小さな出会いでも、そこにはなんらかのご縁が存在しています。すでに既婚者であっても、前世から深いつながりがある場合もあります。一方、物質界の現世のルールの中で学ぶべき事柄も、魂の成長には必要なことです。好きになった人が既婚者だったのは辛いことかもしれませんが、その学びはこの先の幸せのために必要だったのかもしれません。
今世は今世の幸せを掴むということを自分に許可し、次のステージに進んでいきましょう。
最後に
運命の人だと思っていた人が、本当に結ばれるはずの運命の人であれば、今世か来世かはそれぞれですが、いずれ結ばれることになります。
一方、魂が萎縮してしまった思考が、自ら進んで不幸を選択してしまっている可能性もあります。自分自身の潜在意識に、幸せを素直に受け入れる許可をすることで、本当の運命の人との出会いにつながっていきます。