失恋してしまった方へ。
交際していた人との別れは、心に深い傷を抱えることとなり、時には体にまで不調を及ぼすほど、人生においてとても大きな出来事です。ネガティブな思考となってしまった状態から抜け出すまでに、多くの時間が必要であったりします。そんな中でも別れが訪れた本当の理由にたどり着くことができたなら、次の恋愛に向けていち早く前向きに歩みはじめることができます。
この記事では、別れが訪れた恋愛のスピリチュアル的な意味についてご紹介します。
お互いの波動がずれてしまった
スピリチュアルな世界では波長の法則というものが存在していると考えられています。すべてのものには振動している波動があり、それぞれの周波数を発しています。お互いに同じような周波数による波長同士では、引き寄せ合いが起こります。
お互いの波動のずれ
波長の法則は、もちろん恋愛においても当てはまります。交際中は、同じような波動を発していたため、似た周波数の中で居心地の良い状態であったのかもしれません。しかし、交際していくうちに、波動が変わってきたのでしょう。つまり、別れが訪れたのは、波動の変化によりお互い異なった波長を発するようになってきた可能性があります。
自然と居心地が悪くなり、別れが訪れる
魂は何度も生まれ変わりを繰り返し、少しずつ成長をしていきます。誰もが多くの物事を体験する中で、波動も変化していきます。どんなに仲の良い恋人同士でも、同じような波動の変化が起こるとは限りません。
例えば、美術館を訪れた時に、自分は生活を変化させたくなるような感動を覚えたとしても、恋愛相手は単なる美術品を見学した経験に過ぎなかったりします。
同じ時間を共有しているつもりでも、2人が同じ波長になっているとは限りません。大きく異なった波長同士では、自然と居心地が悪くなり、別れが訪れることがあります。
新しいエネルギー体に変化する時期がきた
人は日常生活の中で、人生の方向性を変えるほどの大きな分岐点ではないにしても、小さな選択を繰り返しています。スピリチュアルの世界では、生まれてきた魂は、それぞれに今世での課題が存在していると考えられています。自分自身は、魂の課題を達成するために日々少しずつ変化していることに、あまり普段気づくことはありません。
分岐点
自分の過去を振り返った時に、あの時の選択から今の道を歩くようになったという地点が、誰しも存在していると思います。そんな地点をその場で気づくことはなかなかできませんが、恋愛相手との別れも自分の魂の課題に向かうための新たなエネルギーのはじまりを意味している場合もあります。
別れた相手が間違った恋愛相手であったわけではない
そこで注意する点は、けして別れた相手が間違った恋愛相手であったわけではないということです。人生の長さは人それぞれであるように、初恋の人と結ばれる人もいれば、何度かの恋愛を経るなかで、学ばなければならない課題をクリアしてから、結婚に至る人もいます。
魂の成長に必要な大切な時間を共に過ごしてくれた相手に感謝の気持ちを持ち、次のステップに進んでいきましょう。
過去世から引き寄せた相手であった
今世で新たな物事をはじめた時に、あまり努力していないのにいつの間にか成功していたり、人一倍努力しているのになかなか成果がでなかったりという経験は誰しもあるのではないでしょうか。
スピリチュアル的観点からは、過去世で経験している物事は、比較的簡単にクリアすることができ、今世で新たに行う物事は、それなりの努力が必要であったりします。
過去世でも会ったことのある魂同士
恋愛にもそれは当てはまり、すごく気の合う相手であったり、すんなり恋愛関係になれたりする場合には、過去世でも会ったことのある魂同士の場合があります。そんな相手との別れが訪れた場合には、過去世でも会っている相手であり、懐かしさから一緒に過ごしてきた可能性があります。
お互い別々の今世での新たな課題に向けて進んでいく
過去世でも会っている相手との課題がすでに終わっている場合には、別れが訪れ、お互い別々の今世での新たな課題に向けて進んでいくことになります。恋愛では居心地の良いことはとても大切なことですが、魂レベルの考え方からは、それ以上の努力をしなくなるため、次のステップへの道に進む環境が用意されることとなります。
お互いの課題が終了した
今世ではじめて会った魂同士であっても、別れが訪れることがあります。魂が常に成長していくために、その場その時でなければできない経験や感情というものがあります。
例えば、同じふるさと、同じ学生同士、同じ職種など、その時期だけの環境の中で、同じ目線で学び合う時期ということも存在します。もちろんそのまま結婚に至るカップルもありますが、その場合は2人の課題がそこに存在しているためであったりします。
多くの場合には、学生生活などが終わり環境の変化から次第にすれ違いが生じ、別れが訪れることになります。そんな別れは、どちらかが悪いわけではなく、お互いのその時期の課題が終了したためであった可能性があります。
恋愛は感性を磨くために大切な物事
スピリチュアルの世界では、恋愛は感性を磨くために大切な物事の1つという考え方があります。感動などを共有するためには、同じ環境下に置かれることはとても重要な役割を果たす場合があります。その役割が終わると、お互い次の課題に向けて、それぞれの道に進んでいくことになります。
自分の価値感を相手に押し付けてしまった結果
スピリチュアルの世界では、結果にこだわるのではなく、その過程を重要とする考え方があります。誰もが物事の失敗をすることなく、頑張っただけ結果が出ることを望んでいると思いますが、現実はなかなかそうもいきません。
恋愛でもお互いに自分の意見を通そうと努力しますが、うまくいくことばかりではありません。
個々の魂は基本尊重されるべき
恋愛関係は、魂の学びができる場所です。好きの気持ちがあるのなら、お互いの考えが1つになってほしいという願望が生まれてくるかもしれませんが、たとえ恋愛関係にあったとしても、個々の魂は基本尊重されるべきです。そのスタンスが守られず、相手に自分の価値観を押し付ける恋愛は終わりを迎える場合があります。
感情の分かち合いができなかった結果
スピリチュアル的視点からは、感情の変化により自分の波動やオーラが変化していきます。とても難しいことですが、何もかも同化を求め過ぎるのもよくありませんが、お互いの感情がかけ離れてしまうと一緒にいることが困難になります。
お互いの感情の変化からのずれが生じてきます
異なった魂同士が一緒に過ごすには、波動から発せられる周波数の波長が似ていたり、オーラが異なっていても心地よく融合したりする必要があります。時の流れと共に、お互いの感情の変化からのずれが生じてきます。自分の感情とは違っているけれど、相手の今の状態はそんな感じなのだなと、受容することも大切な魂の学びです。そこで、お互いの我を通してしまうと共に過ごすことができなくなる場合もあります。
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最後に
別れは人生の旅の途中に起きた分岐点です。これまでの自分の殻から抜け出し新たなエネルギー体に変化する前段階と捉えることもできます。過去を振り返り反省することは悪いことではありませんが、執着をすることは次のステップへの道を妨げてしまうので注意が必要です。別れても、一緒にいるべき運命の人であれば必ずまた共に過ごす時間が訪れます。次のステップにいくための大切な時間であったと感謝の気持ちに切り替え、進んでいきましょう。
別れが訪れた恋愛のスピリチュアル的な意味
- お互いの波動がずれてしまった
- 新しいエネルギー体に変化する時期がきた
- 過去世から引き寄せた相手であった
- お互いの課題が終了した
- 自分の価値感を相手に押し付けてしまった結果
- 感情の分かち合いができなかった結果
以上、最後までご覧頂き、有難うございました。