離婚したいと思っている方へ。
現世の形式である結婚という形は、幸せのゴールのような捉え方もありますが、スピリチュアル的には新たな学びのはじまりという考え方があります。離婚は魂の学びの途中の選択肢の1つであり、スピリチュアル的には正解・不正解という基準ではありません。
本記事では、離婚したいと思っている人へスピリチュアル的観点からの捉え方についてご紹介します。
逃避ではなくワクワクする方を選択しましょう
離婚したいと思う理由はそのカップルによってさまざまで、こうすればベストであるという確たる正解があるわけではありません。離婚したい気持ちにも一定の段階があります。
- パートナーが変わってくれればやり直せるかもと自分の中だけで考えている段階。
- パートナーに対する不満を周囲の人に話さずにはいられない段階。
- 誰に相談しても仕方ないとはっきりとした決断をすでに自分の中に持っている段階。
結婚生活を見直す時期にきている
実際に離婚するかしないかにかかわらず、離婚したいと思う気持ちが生まれてきたということは、この結婚生活を見直す時期にきているという現れです。怒りや不満をさらけ出して話し合うことで、修復する方法を試してみるのか、すでにやり直すことは不可能であると考え、離婚に進むのか、感情的にではなく理性的に内観してみることが必要です。
逃避の感情ではなく、ポジティブな信念に向かって進む
離婚を考える時期には、離婚をするかしないかどちらを選択しても明るい未来を想像するのはとても難しいことです。そんな時にスピリチュアル的観点から言えることは、逃避の感情ではなく、ポジティブな信念に向かって進んでいくべきであるということです。
自分の進むべき道に迷った時には、スピリチュアル的法則によるとワクワクする方を選択すべきという考え方があります。本当に自分の居心地が良いのはどちらか、幸せセンサーを働かせることを忘れないようにしましょう。
ニュートラルポイントに立って客観視しましょう
スピリチュアルの世界で物事を捉える時には、正と負や陽と陰などの相反する2極が同時に存在するという考え方があります。
夫婦の問題の中にもネガティブな出来事に焦点を当てて生活していると、今手にしている幸せの部分は見えなくなっています。
ニュートラルポイントでは、ポジティブとネガティブの相反するエネルギーを客観視することができます。そこでこのまま生活を続けた場合と離婚した場合の2極の比重がどうなのかを判断してみましょう。
望む方向へ進むチャンス
自分自身が今後体験したい世界は自分で選べるということを意識する必要があります。パートナーのせいで不幸な道を選ばなければいけないのではなく、離婚は自分の人生の単なる転機に過ぎず、望む方向へ進むチャンスであるというスピリチュアル的捉え方もできます。
離婚に向けてアンテナを張ってみましょう
離婚したいと思うには、単純に1つの理由ということはありません。そう考える決め手となった出来事だけでなく、これまで一緒に過ごしてきた中の蓄積された思いも存在しています。これまでにプラスの出来事とマイナスの出来事があったはずです。
今後プラスのエネルギーでマイナスのエネルギーを覆うことができないのであれば、離婚という選択をせざるを得ない場合もあります。
自分の中で意識的にアンテナを伸ばすイメージをすると、さまざまな形で必要な情報が入ってくるようになります。離婚を回避した人の体験談や新たな仕事や住居の話などの情報を入手できたりしてきます。
どちらを選択するにしても、前向きな気持ちでいることで、偶然の一致のシンクロニシティが起こりやすくなり、その中にはさまざまなメッセージが含まれています。
本当の答えは自分の中にあるので、自分自身の高次元の存在であるハイヤーセルフが今後の道筋を照らしはじめます。
離婚を決める前に原点に立ち返ってみましょう
結婚当初からは想像することもできないような出来事が起こり、離婚を考えなければいけない状況になることもあります。
例えば、子どもの頃漠然と将来の生活を考えていたということはありませんか。子どもの考えることだから突拍子もない考えであったかもしれませんが、子どもだからこそ利害関係などがない状態での思いは、魂本来が望んでいることであったりします。
結婚相手との関係を修復した上で、自分の望む将来を作っていくのか、離婚をして新たな生活の中で叶えていくのかは、今後どの方面に進んでいけばよいのか判断基準の1つになります。
来世へ負の思いを持ち越さないようにしましょう
離婚したいと思っても周囲の反対や経済的理由などでなかなか踏み出せないでいる場合もあります。魂は何度も生まれ変わりを繰り返し成長していきます。その成長の仕方は、一気にステップアップする方法を選ぶ人もあれば、慣れ親しんだ過去世と同じような生活を送るなど人それぞれです。
離婚したいのに今一歩踏み出すことができないでいるのには、過去世でも似ている状況を経験している場合もあります。例えば、過去世では実際に離婚をすることができず、我慢をしたままの結婚生活を続けていたなど。
現状を改善し続けていくことも選択肢の1つではありますが、魂を萎縮させたままの状態を長く続けることはとても辛いことです。
見返りを求めた結婚は破綻しやすい
スピリチュアル的観点からの結婚は、その生活の中で学び合うことを重要視しています。
例えば、経済的に安定した生活が送れるからとか、容姿がタイプであったからなどは、時間の経過と共に環境の変化が起こり魅力ポイントを失うと、夫婦でいることの意味を喪失してしまい離婚へとつながっていきます。お互いに見返りを求めない状態になっても生活を続けることができるのか分岐点になります。
これ以上結婚生活を続けていてもお互いを傷付け合うだけであれば、離婚をしてそれぞれの人生を始めるという選択肢に進むことも考えられます。
離婚に迷いがあるのは、2人の魂が離れたくないからではなく、習慣化された生活に変化を起こすことが怖いからであったりします。
一緒に過ごす長さは良縁・悪縁と関係ない
たとえ短い期間の結婚生活であっても、過去世からの長期に渡った思いを叶えられた幸せを得られるものもあります。反対に長い結婚生活であっても、カルマの消化のため離れられない状態であるだけの場合もあります。
離婚を考える時には、こんなに短い期間しか続かなかったとか、長期間一緒に過ごしてきたのになどとその時の長さに執着する必要はありません。
波長が異なってくるなら離婚も自然
お互いの波長が合った時に結婚に至り、波長が異なってくると一緒に過ごすことは難しくなってきます。結婚生活では、お互いが共に波長を高め合い協力しながら成長していくことが望ましい形です。大きく異なった波長になってしまい、それぞれに未来に目指す目的が発生しているのであれば、離婚という選択肢も自然な形で現れてきます。
カルマを作らない離婚を心がけましょう
離婚すると決心したなら、これからの新しい生活で困難に出会った時に、パートナーのせいでこんな思いをしなければならないとネガティブな思いを持たないようにしましょう。
自分自身で選択した離婚は、単にイヤな現実から脱出するのではなく、今より高い波長の世界へ移行するだけのこととして捉えてみましょう。
結婚生活は失敗した無駄な時間であったわけではなく、その学びの時間は自分に必要な時間であったとして受け止めることで、新たなカルマを作ることを避けることができます。
最後に
スピリチュアル的には、離婚はその捉え方でネガティブにも、成長し向上した魂にもなることができるものです。
心の中に余裕のない状態は、自然に対立を生み出していきます。離婚したいと思うようになった時にお互いに模索をしながらでも成長していけるのか、別々の世界で魂を磨いていった方がよいのか理性的に考えてみましょう。
べての出来事は、自分の思考や行動が生み出す目に見えないエネルギーが関係しています。自分にとって必要とされる物事が起こっているだけのことと捉え、よりポジティブな世界へ進んでいけるような思考を持つことが大切です。
離婚したいと思っている人へのスピリチュアルメッセージ
- 逃避ではなくワクワクする方を選択しましょう
- ニュートラルポイントに立って客観視しましょう
- 離婚に向けてアンテナを張ってみましょう
- 離婚を決める前に原点に立ち返ってみましょう
- 来世へ負の思いを持ち越さないようにしましょう
- 見返りを求めた結婚は破綻しやすい
- 一緒に過ごす長さは良縁・悪縁と関係ない
- カルマを作らない離婚を心がけましょう
以上、最後までご覧いただき有難うございます。